競技

2016/08/29

【REPORT 第1回フリースタイル(エアリアル)合宿】

エアリアル1

碓氷衣織選手 ダブル(2回転宙返り)のスタート

 

 

 8月1日から8月12日、白馬さのさかウォータージャンプで第1回フリースタイルスキーエアリアルの合宿を開催し、強化チームと育成チーム6名の選手が参加しました。今回の合宿はウォータージャンプトレーニングを通じて、技の質の向上と技術難度を高めることを目標に行いました。その他フィジカルトレーニング、栄養プログラム、目標設定(育成のみ)なども併せて実施しました。

 育成チームでは、今年から福岡県タレント発掘事業修了生の碓氷選手が、女子として10年ぶりの強化指定選手となりました。小学校で体操競技をしていた碓氷選手は、今年早くも2回転ジャンプのトレーニングをスタートしました。また、男子の育成選手の五十嵐爽選手と五十嵐晴冬選手も、同じく2回転ジャンプのトレーニングをスタートしました。このようにエアリアルでは、若い選手の育成が進んでいます。

 

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五十嵐爽選手 レイタック(伸身と抱え込みの2回転ジャンプ)

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フィジカルトレーニングの1つ、青木湖周回ランニングはタイムレース。田原先輩がチームを引っ張る。

 

 ウォータージャンプトレーニングは午前2時間、午後2時間行い、選手は1日30~40本程度ジャンプを飛びます。その後は、フィジカルトレーニングや技術向上トレーニングを日替わりで実施します。フィジカルトレーニングはランニング(青木湖周回)、階段トレーニング(階段を使ってのダッシュなど瞬発的な体力を強化する)、ウェイトトレーニング、インラインスケート、コアトレーニングを、技術トレーニングでは、身体操作能力を身につけるために飛び込み(板飛び込み)トレーニングを行います。トレーニングではベテランの田原選手が若い選手を引っ張り、エアリアルチーム全体のレベルアップに貢献しています。

 また、長年導入している栄養プログラムの成果が出始め、高校生以上の選手は、ネットなどでレシピ検索をしなくてもバランスの取れた食事を自炊することが出来るようになってきています。今回の合宿では、冷蔵庫にある食材だけで食事を作る新たなプログラムを導入しました。

 このようにエアリアルチームでは技術トレーニング、体力トレーニング、そしてその他の栄養、目標設定などのトレーニングを含んだ合宿を強化、育成チーム合同で実施しています。この成果は、まず10月2日に開催される全日本ウォータージャンプ選手権大会で計ることとなります。

 

報告/エアリアルコーチ 逸見 佳代