競技

2016/10/12

【REPORT 第2回フリースタイル・モーグル合宿】
ジャンプスキルの質を高め、フィジカルを鍛え、雪上練習へ備える

 平成28年9月9日から9月20日まで、長野県白馬村さのさかウォータージャンプ場にて、第2回フリースタイル・モーグル合宿が開催され、強化選手7名が参加した。本合宿には、ケガからの復帰に向けトレーニングに励んでいる星野順子選手、西伸幸選手も合流した。

 

1

 

 9月9日にチームは白馬村の合宿地に集合し、岡澤メンタルトレーナーのメンタルセミナーから合宿はスタートした。翌日10日から20日までの期間でウォータージャンプ練習及びフィジカルトレーニングを行った。期間中はウォータージャンプとフィジカルとレーニンングを約2時間ずつに分けて、午前と午後で行った。

 メンタルセミナーでは岡澤メンタルトレーナーが、競技パフォーマンスを向上させるための基礎となる知識を、解り易く指導した。また、セミナー後は岡澤氏が個別で面談を行い、競技パフォーマンスの妨げとなる不安要素などの問題を、より的確に克服できるようカウンセリング指導を受けた。

 

2

3

4

 

 ウォータージャンプのトレーニングは、前回の合宿で練習した内容の復習からはじめ、雪上での実践練習に向けてランディング(着水姿勢)の質を高める練習を中心に行った。具体的にはテイクオフの質が空中の演技とランディングの良し悪しを決めるため、テイクオフの質を意識しながら、空中の演技を意識する、それができたらさらにランディングも意識する、と意識するポイントを分けて順を追いながら練習をした。また、雪上のランディングゾーンは傾斜があることから、本合宿では雪上ランディングを意識し、着水する際にやや前傾姿勢を取りながら行った。前傾姿勢で着水することで、雪上での後傾ランディングが防止できるためである。合宿終盤には高い頻度での前傾姿勢で着水することができた。

 本合宿を終えて、選手達は技術面、体力面、精神面において、雪上に向けた調整が十分にできた。今後は9月27日から開催される第1次フリースタイル・モーグル遠征に参加する。

 

報告/モーグルコーチ 城 勇太