競技

2016/11/07

第1次フリースタイル(MO)タレント発掘育成事業遠征報告
雪上トレーニングで実践的なターン技術とエア技術の向上を目指す

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■天候にも恵まれ、充実したトレーニングとなった

 

2016年9月25日から2016年10月25日まで、スイス・ツェルマットにおいて、第1次フリースタイル(MO)タレント発掘育成事業遠征を行い、選手7名が参加した。今回の遠征は2つの目標を設定した。ひとつは整地のスキーの基本技術を、モーグルコースでの実践的なターンに繋げること、そしてもう一つは雪上でのエア技術の向上であった。スタッフは小林、附田、上野の強化スタッフに加え、島谷博幸コーチ、君島秀幸、伊藤秀吉両トレーナーを外部スタッフとして迎え、選手を指導した。

 

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■整地での基本練習を撮影する島谷コーチ

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■雪上トレーニング後は、日々疲労度を勘案しながら陸上トレーニングを実施

 

 

本遠征では、最初にスキーの基本練習を行った。整地でロングターンとショートターンを使い、望ましいスキー操作と滑走フォームの獲得に向け、基本練習を中心にトレーニングした。その後、モーグルコースに移動し、整地で練習したスキー操作とフォームをコブでのターン技術に取れ入れる練習を行った。コブ斜面ではスピードコントロールやコブの形状にも注意する必要があるため、整地に比べスキー操作、フォームの維持が難しい。低速での練習から始め、徐々に滑る速度を上げて練習を続けた。ターン練習と並行して、前回の合宿までウォータージャンプで練習してきたエアを雪上で行った。ウォータージャンプでのトレーニング同様に、ストレートジャンプ、バックタック等の基本から練習し、360、コーク720、フルツイスト等、徐々に難度の高いエアに取り組んだ。合宿後半の大会形式での練習では、選手全員が大きな失敗なく完走し、練習の成果を実感することが出来た。

 

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■モーグルコースを滑走する富高選手

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■藤木選手のコーク720

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■杉本選手のバックレイアウト

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■モーグルコースでのトレーニング映像を撮影する小林コーチ

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■IT機器を用いて指導する附田コーチ

 

 

今回の合宿では、怪我を防止するために、伊藤トレーナーが選手の練習前のウォーミングアップと練習後のクールダウンを徹底的に指導、管理を行った。しかしエア練習初日に渡辺選手が負傷してしまった。このことは、今回の合宿で一番悔やまれることであった。今後、渡辺選手の怪我からの競技復帰を、チームとして積極的にサポートを行いたい。このように渡辺選手の怪我は悔やまれる出来事であったが、しかし他の選手は1ヶ月の長期合宿にも関わらず怪我なく、そして練習も休むことなく最終日まで集中した練習を行うことが出来た。これは伊藤トレーナーの指導のみならず、選手の体のケアを担当した君嶋トレーナーの施術と選手への指導が、選手達のコンディションを良い状態に維持できた要因となったと考えられる。

今後チームは、11月中旬に体力測定合宿を実施し、現在の体力、筋力の確認を行う。その後11月後半にワールドカップ第1戦の会場であるフィンランドのルカで合宿を実施する。ワールドカップ第1戦まで時間は限られているが、今回の合宿で個々の選手が感じた練習課題に取り組み、さらなる技術の向上を目指したい。

 

                                   報告者 附田雄剛