競技
2016/11/07【お知らせ】FIS理事会決定事項(2016年11月5日)
2016年11月5日(土)FIS本部のあるスイス・オーバーホーフェンにおいてFIS理事会が開催された。本理事会ではワールドカップカレンダー、各委員会からのルール変更等を含む提案事項、フリースタイルおよびスノーボード委員会の再編に伴う委員の任命等、多岐に渡る事項について審議・報告がなされた。
また、組織のガバナンスに焦点を当てた議論もなされ、FIS倫理規程や今後の戦略的計画が承認された。FIS理事会決定事項(一部)は以下の通り。
■FISワールドカップカレンダー2016/2017~2020/2021
各委員会から提案された修正を含む2016/2017シーズンのカレンダーについて承認し、最新のカレンダーはFISウェブサイトにて閲覧可能となっている。以降、2020/2021までのカレンダー案についても了承された。
■FIS世界選手権
2021年世界選手権の開催日は以下の通り。
・アルペン:コルティナ・ダンペッツォ(イタリア)‐2021年2月8日~2月21日
・ノルディック:オーベルストドルフ(ドイツ)‐2021年2月23日~3月7日
・フリースタイルスキー・スノーボード:Zhangjiakou – Genting Resort(中国)‐近日中に決定
■今後のFISジュニア世界選手権
2017年の開催地は以下の通り。
・フリースタイルスキー・スノーボード:Silvaplana(スイス)‐ハーフパイプ
・スノーボード:Klinovec(チェコ)‐スノーボードクロス・パラレル、Spindleruv Mlyn(チェコ)‐スロープスタイル・
ビッグエア
・フリースタイルスキー:Valmalenco(イタリア)‐エアリアル・モーグル・スキークロス・スロープスタイル・
ビッグエア
■オリンピック冬季競技大会
今シーズンは2018平昌オリンピック開催前の最後のテストイベントが実施される事から、各競技会場の準備
状況、その他進捗状況について報告があった。シーズン初めには、スノーボードワールドカップビッグエア
種目がアルペンシアスキージャンプセンターで2016年11月25日~26日の日程で開催される。既存の施設を
利用しての開催は、オリンピック・アジェンダ2020の提言に沿った取り組みである。その他、2016リレハン
メルユースオリンピックの最終報告、2016リオオリンピック閉会式後に開始したオリンピックチャンネル等
について報告がなされた。
■FIS技術委員会からの提案と要望
ノルディックコンバインド
・女子ノルディックコンバインド競技の発展における戦略的計画は支持された。今後の予定として2018年コンチネ
ンタルカップ、2019年ジュニア世界選手権、2020年ユースオリンピック、2020/2021ワールドカップシリーズ、
2021年FISノルディック世界選手権大会を順次実施し、2020年北京オリンピックにおいて競技として追加される
可能性がある。
アルペンスキー
・2016/2017シーズンよりダウンヒルおよびスーパーG種目における新たなスタート順システムが実施される。
これはトップ30までの選手のメディア露出時間を増やす事を目的としている。
・2016年春季会議において承認された男子GSスキーの規格変更が2017シーズンの南半球から適応される。
クロスカントリー
・クラシカル種目でのポール最大長は選手身長の83%とする。
フリースタイルスキー/スノーボード
・シティイベントにおけるビッグエア種目の新たなクオータシステムの実施
・ネーションズカップはスノーボードクロス、フリースタイルビッグエア/ハーフパイプ/スロープスタイル
でも実施される
■アンチ・ドーピング
FIS理事会は、世界アンチ・ドーピング機構および国際オリンピック委員会に全面的に協力し、
その権限においてマクラーレン報告書(12月公開予定)の結果に従い、規則違反を徹底的に追求し、
潔白の選手を守っていく事を決定した。
■スノーボード・フリースタイル・フリースキー委員会および小委員会の再編成について
各国スキー連盟からの推薦に基づき、下記1つの委員会、4つの小委員会の委員が任命された。
スノーボード・フリースタイル・フリースキー委員会の委員長はFIS理事であるDean Gosper氏
が任命されている。
①スノーボード・フリースタイル・フリースキー委員会
②モーグル&エアリアル小委員会
③パーク&パイプ小委員会
④クロス小委員会
⑤スノーボードアルペン小委員会
■Bring Children to the Snowキャンペーン-FISワールドスノーデー
第6回目となるFISワールドスノーデーは2017年1月17日となる。