競技
2016/11/08【REPORT 第2回スノーボード(SBX・HP)合同合宿】
5月からのフィジカルトレーニングの成果、確認
10月29日から11月1日の日程で、JISS国立スポーツ科学センターにて秋のスノーボード競技2種目(HP・SBX)の合同合宿をおこなった。
合宿の内容としては、体力測定、チームミーティング、個別面談である。2015/2016シーズンを終えて、4月下旬に春の体力測定をおこない、シーズン終了時点での各選手、自身のフィジカルの数値を知り、シーズン中のフィジカル面の反省も踏まえて、それぞれフィジカルの強化すべき課題を確認し、今夏取り組んできたトレーニング成果の確認をおこなった。
測定種目はローパワーの目安となるシャトルラン、ミドルパワーの目安となる50m往復走、ハイパワーの目安となる垂直跳び、50m走などの測定をおこなった。測定結果としては各選手、全体的に数値が上がった。スノーボードクロス育成チーム、手計選手、萩原選手においては、ヨーロッパや北米のFISレースに出場すると圧倒的なパワー不足により、ファイナルで思うような結果が得られなかった事から、今夏は重点的にウェイトトレーニングと体重の増量をおこない、手計選手は50m走の数値を0.10秒上げ、体重を3kg増量、萩原選手は全測定項目で数値を上げ、体重を5kg増量した。しかし、これから始まる雪上シーズン中、培ってきたフィジカルを如何にして、維持、場合によっては向上させるかが、シーズン中重要である。
また各チームミーティングと各選手個別面談をおこない、今シーズンのスケジュールの確認や大会目標の確認、雪上での技術練習課題、シーズン中のフィジカルトレーニング課題を確認した。2018平昌オリンピックに向けてのプレシーズンがいよいよスタートとなるが、培ってきたフィジカルを確実に滑走技術へ繋げ、より高い競技成績を出せるようチーム一丸となって尽力する。
今シーズンも皆様のご期待にお応えできるよう鋭意努力いたす所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
報告/スノーボードクロスコーチ 押田 考史