競技
2016/12/15【REPORT 第1次フリースタイル・スキークロス遠征】
シーズン初戦のレースに挑む
11月26日にオーストリア選手権、11月27日にFISヨーロッパカップ第1戦がオーストリアのピッツタール氷河スキー場にて開催され、梅原玲奈、古野哲也、古野慧、その他2名が出場した。今大会はヨーロッパで開催されるシーズン最初のスキークロスレースということもあり、ワールドカップトップレベルの選手も多数参加するレベルの高いレースであった。男女合わせて170名を超える参加人数で盛大に行われた。
26日、オーストリア選手権は、出場者男子126名、女子45名で予選が行われ、決勝は男女共にベスト32名のヒートで行われた。
日本人出場者結果:梅原玲奈19位、古野慧74位、古野哲也86位
27日、ヨーロッパカップ第1戦は出場者男子98名、女子35名で予選が行われ、決勝が男子はベスト32名のヒート、女子はベスト16名で行われた。
日本人出場者結果:梅原玲奈19位、古野慧66位、古野哲也82位
梅原選手は、戦略的なレースメイクを行い、ヒートで前を滑る選手をパス(追い越す)することもでき、調整が順調に進んでいることがうかがえた。これからW杯が始まるが決勝トーナメントでも身体を大きく使うことで、勝ち上がることが期待される。
古野哲也選手は、コースに設置されたアイテムの処理は、完成度が高まってきている。これからはウェーブやバンクといったG(強力な加速)がかかる場所でのスピードを高める能力を伸ばしていきたい。
古野慧選手は、古野哲也選手同様に、アイテムの処理に関しては高いレベルにある。身体が海外の選手に比べて小さいことは重量面ではディスアドバンテージであるが、逆に身体が動かしやすいという運動面ではアドバンテージになる。この点をフル活用して、滑走中の平均速度を上げていきたい。
これからスキークロスチームは12月3日までピッツタールでクロスコースを利用した雪上練習を行い、W杯開幕戦が行われるフランスへと移動する予定である。
報告/スキークロスコーチ 中村 克