競技
2017/02/21【REPORT クロスカントリー】冬季アジア札幌大会
CC女子10km、小林圧巻の金メダル

写真:アフロスポーツ
先のワールドカップ平昌大会で自身最高位となる10位を記録したクロスカントリーの小林由貴選手(岐阜日野自動車SC)が、10kmフリーで2位に24.4秒の大差をつけて金メダルを獲得した。
時折激しい風が吹き付ける中、最後の24番でスタートした小林選手は、「スケーティングは得意」と言うようにスタートで飛ばし、1週目が終わる頃にはトップに躍り出て、ワールドカップ10位の貫録を見せた。
指定外選手ながら実力者であるベテランの大林千沙選手(マズシャスジャパン)は、「ふがいないレースをしてしまった」とがっくり肩を落とした。
◆クロスカントリー・女子10kmフリー/21日
Rank |
Name |
Nat |
1 |
JPN |
|
2 |
LEE Chae-won | KOR |
3 |
KOLOMINA Yelena | KAZ |
天候がさらに悪化する中、女子スタートから1時間後、男子15kmフリーがスタートした。スタート直後の直線では猛烈な向かい風に見舞われ、パワーのない選手はスキーが進まない。そんなパワーとスタミナの戦いとなった15kmフリーは、この種目ではアジアナンバーワンの実力を誇るカザフスタンのリナト・ムヒン選手が、馬場直人選手(専修大学)、レンティング陽選手(TEAM AKIRA)の猛追をかわして逃げ切った。
両日本選手はゴールへ向かう直線で突風にあおられる不運もあったが、馬場選手が銀メダル、レンティング選手が銅メダルと2つのメダルを獲得したのは、大いなる収穫と言えるのではないか。
なお、この日行われる予定だったジャンプ・ノーマルヒルは、強風のため明日(22日)に延期された。
◆クロスカントリー・男子15kmフリー/21日
Rank |
Name |
Nat |
1 |
MUKHIN Rinat | KAZ |
2 |
馬場 直人 | JPN |
3 |
レンティング陽 | JPN |

写真:アフロスポーツ

写真:アフロスポーツ