競技

2017/03/10

【REPORT フリースタイル】FIS世界選手権大会
堀島行真がモーグル&Dモーグルでダブル金メダル

–x“‡s^/Ikuma Horishima (JPN),  FEBRUARY 24, 2017 - Freestyle Skiing :  men's Dual Moguls Final  during the 2017 Sapporo Asian Winter Games  at Bankei Ski Park in Hokkaido, Japan.  (Photo by Sho Tamura/AFLO SPORT)

※写真は冬季アジア競技大会での堀島行真選手 写真:アフロスポーツ

 

 先に札幌市で開催された「アジア冬季競技大会」でモーグル、デュアルモーグルとも金メダルを獲得して波に乗るフリースタイル・モーグルの堀島行真選手(中京大学)が、スペインのシェラネバダで開幕した「2017 FISフリースタイルスキー世界選手権大会」で男子史上初のゴールドメダルを獲得した。

 

 スキーのうまさには定評があった堀島選手。アジア冬季競技大会では「ここでは金メダルを獲得することができ自信になりましたが、この後の世界選手権大会と来年のオリンピックで成績を残さないと認めてくれない」と語っていた堀島選手。持ち前の攻撃的で正確なスキー操作が炸裂して、エア、ターンともにこれまで最高のパフォーマンスとなった。6人による決勝2回目には88点台の高得点をマークして金メダルを獲得した。スピード1位、エア2位、ターン2位という得点内容だった。本命と目されていたカナダのキングズベリー選手はエアの失敗がたたり銅メダルに終わった。

 

IMG_3069

 

 まだワールドカップでは優勝したことがなく、表彰台に立ったのは昨シーズン、ルカ(フィンランド)で行われたデュアルモーグルだった。今回のシングルモーグルでは初の表彰台が世界選手権大会という世界最高の舞台での快挙となった。

 

 さらに、翌日行われたデュアルモーグルでも前日の勢いそのままに金メダルを獲得。19歳の堀島選手は、アジア冬季競技大会を欠場するなど、今回の世界選手権も万全の状態ではないエース遠藤尚選手(忍建設スキークラブ)に代わって、アジア大会から4つの金メダルを連続して獲得する活躍で、一躍“ピョンチャンの星”として浮上した。

 

◆FISフリースタイル世界選手権男子モーグル

Rank

Name

Time

Air

Turn

Score

1

堀島 行真

21.51/1

16.59/2

52.90/2

88.54

2

CAVET Benjamin

23.62/6

17.20/1

53.70/1

87.11

3

KINGSBURY Mikael

22.86/5

14.82/4

50.80/7

82.85

※タイム及びポイントの後ろの数字は順位

 

◆FISフリースタイル世界選手権男子デュアルモーグル

Rank

Name

1

堀島 行真

2

WILSON Bradley

3

TADE Marco