競技

2017/03/16

【REPORT スキージャンプ】ジャンプ女子を沸かせた
髙梨沙羅、伊藤有希選手が凱旋帰国

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 14日、ワールドカップ4度目の総合優勝を飾ったジャンプ女子の髙梨沙羅選手(クラレ)と世界選手権大会で銀メダルを獲得した伊藤有希選手(土屋ホームスキー部)が凱旋帰国した。

 

 疲れも知れず元気に帰国した両選手は、別々の便で羽田に到着。それぞれ囲み取材を受けた。多くの報道陣に囲まれた伊藤選手は、「今年は失敗を恐れず積極的に飛ぶことができました」と答え、髙梨選手に近づいているのでは、という報道の質問には「優勝回数のケタが違うので」ときっぱり。ワールドカップでは初優勝を含む5勝をマークして自身最高の総合2位、そして世界選手権大会では個人戦銀メダル、男女混合団体銅メダル獲得と見事な活躍を見せた。

 

 遅れて帰国した髙梨選手は、「山あり谷ありの厳しいシーズンでした」と前置きし、「失敗から学んだことは大きいと思うのでこの経験を生かして前進できればいいと思います」と語った。例年は4月下旬に次シーズンに向けての本格的な活動を開始したが、今年は「3月下旬からアメリカで体づくりを開始する予定」とのこと。総合優勝のクリスタルトロフィーを抱えて、笑顔で写真撮影に応えた。

 

 ワールドカップの総合優勝4回はチーム史上最高記録となり、ワールドカップの通算勝利53勝はジャンプの男女を通じて史上最多タイ記録となっている。来年はいよいよ冬季オリンピック。ワールドカップで通算勝利54勝の単独最多勝をマークして、気持ちよくオリンピックに挑んでほしいものだ。