競技
2017/03/31【REPORT 第7回スノーボード地域育成選手発掘講習会(HP)】
今シーズンの振り返りと来シーズンに向けての身体作り
3月19日〜21日の日程で札幌ばんけいスキー場にて、第7回スノーボード地域育成選手発掘講習会を開催しました。参加者は、ハーフパイプチームの育成選手3名と、発掘選手の11名で行い、ハーフパイプ育成チームとしては今シーズン最後の雪上合宿となりました。シーズン最後の合宿であり、ジュニアオリンピック、全日本選手権後のハーフパイプを使った雪上トレーニングと来シーズンに向けての体力要素を高めるトレーニングに取り組みました。
雪上トレーニングでは、2日間の明確な目標をたて、基本練習と事前に選手達が記入した目標設定シートに基づき、今シーズンの大会の振り返りと各々の課題をもとに、難易度の高い技に挑戦しました。今回の合宿では選手を2チームに分けて、いろいろな視点からコーチとトレーナーが技術指導とトレーニング指導を行いました。ハーフパイプでのラインの取り方、形状の変わったパイプでの踏み切りの強弱など選手達は多くのことを学びました。
育成選手にとっては大会連戦後の合宿であったため、大会の疲れを取ることと来シーズンに向けた身体作りの確認という目的があり、綿谷トレーナー、菅原トレーナーの指導のもと、コンディショニングケアを行いました。選手達は、成長期に伸びやすい体力の確認と来シーズンに向けたトレーニングスケジュール等を話し合いました。大会が続き体力トレーニングが少なくなっている選手にとって来シーズンに向けた身体作りはスノーボードの技術向上の為にも、必要不可欠であると理解していました。
スポーツマンシップの講習会では、サッカーワールドカップ出場の、デンマークチームが大会中に滞在した日本のホテルでのエピソードや、地元の人達との触れ合いや交流を通して、ファンを魅了させたデンマークチームの姿勢を学びました。選手達は、今後自分がどういう選手になりたいかを考え、発表し合いました。
今回の合宿で札幌ばんけいスキー場には、大会が続きいつも以上の整備が必要とされる中、合宿のためにハーフパイプをオープンして頂きました。おかげで合宿はそれぞれの選手にとって実りあるものとなりました。札幌ばんけいスキー場関係者一同様にこの場を借りて感謝いたします。
報告/ハーフパイプコーチ 神戸 忠仙