競技
2017/10/02【REPORT 第1次フリースタイル・エアリアル遠征】
4選手それぞれで充実の遠征に
8月12日から9月28日、カナダのケベック州ラックボーポールにて第1次フリースタイル・エアリアル遠征を行い、田原直哉選手(ミルキーウェイ)、南隆徳選手(BIFUKA AIR FORCE)、千葉隆人選手(仙台大学)、碓氷衣織選手(白馬高校)の4名が参加しました。
8月26日には、ウォータージャンプトレーニング施設“Centre Acrobatx Yves LaRoche”にて開催されたFISレース、Mondial Acrobatx 2017に参戦しました。
地元カナダチームに加え、ロシアチーム、USチームのエース等も参戦するハイレベルな状況の中、田原選手、南選手、碓氷選手がファイナルへ進出しました。そして田原選手はスーパーファイナルに進出し、4位となりました。碓氷選手は9位と健闘し、ワールドカップ未参戦選手部門では3位に入り表彰されました。
FIS大会後も、選手は課題を克服すべく真摯に練習に取り組みました。
千葉選手は大会で思ったような試技が行えなかった悔しさをばねに、根気よく基礎技術向上のための細かなチャレンジを繰り返し、ジャンプの質を向上させました。終盤には2回転3回ひねりの技bFdFを行い、非常に内容の濃い遠征となりました。
碓氷選手は課題のひねり技術の向上に集中し、バンジートランポリンも活用。地道な努力の甲斐あり、ひねり技術は大幅に改善しました。そして終盤には2回転2回ひねりの技、bFFを習得し、大きなステップアップを果たしました。
南選手は昨季から大きく改善させたテイクオフ技術の仕上げを行うため、繊細な調整を繰り返し、さらにジャンプは高さを増しました。そして終盤に向け、bFFFに次ぐ2つめの難度を誇る3回転3回ひねり、bLdFFの習熟を行い、冬への準備を整えました。
田原選手はテイクオフの安定性を高め、より多くの状況に適切に対応するために、3回転での基礎技術トレーニングにじっくりと取り組みました。そして3種類の3回転4回ひねり、bFdFF、bFFdF、bdFFFの習熟にも努め、実戦に向けた対応力を向上させました。
今回の遠征では全員が非常に有意義なトレーニングを行うことができました。このようにエアリアルチームはシーズンに向け、着々と準備を行っています。今後もチーム一丸となり、前進して行きますので応援をお願いします。
報告:フリースタイル・エアリアルコーチ 綿貫雅弘