競技

2017/10/27

【REPORT 第4回スノーボード競技合同タレント発掘育成事業合宿
第3回スノーボード地域育成選手発掘講習会】
今季最後の陸上トレーニング合宿、シーズンに向けて

 10月6日~8日、長野県菅平高原にて第4回スノーボード競技合同タレント発掘育成事業合宿、第3回スノーボード地域育成選手発掘講習会が併催されました。参加者はSAJ強化指定選手の11名と県連推薦選手の計33名。小学5年生~大学1年生までの選手達が参加しました。

 

 合宿1日目、昼に集合。午後からホテル内大広間にてペアで静的ストレッチを行なった後、バスで陸上競技場へ移動。高地馴化トレーニングや、正しいトレーニングをするための走り方などをトレーナーの方々にそれぞれが確認しながら行ないました。夕食後のセミナーでは日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の講師の先生をお迎えし、アンチドーピングの学習。アスリートであるという事は、食事やサプリメントなど身体に取り入れるものに興味を持ち、自分の行動に責任を持つという事を学びました。

 

 

合宿1日目、雨の中高地馴化トレーニングの様子

合宿1日目、屋内でのトレーニング準備

 

 

 合宿2日目、朝6時半に集合し朝の散歩と体操。朝食後に2班に分かれてのトレーニングに入りました。1班は陸上競技場にてスプリントトレーニングやインターバルトレーニングなどを行ない、もう1班はジムにてウエイトトレーニング。午後は交代しもう一方のトレーニングを行ないました。夕食後のセミナーは、日本オリンピック委員会(JOC)の講師の先生をお迎えし、スポーツマンシップについての学習です。

 小グループを作り、スポーツマンとは? についてディスカッションを行ない、選手同士で様々な意見を出し合いました。他者を思いやる事や、負けた時にこそ、その人の本質がわかるという事を学びました。

 

 

合宿2日目、ウエイトトレーニングの様子

合宿2日目、ウエイトトレーニングの様子

セミナー、「スポーツマンシップについて」

セミナー、「スポーツマンシップについて」

 

 

 合宿3日目、6時半に集合し、朝の散歩と体操。朝食後はバスで標高1,500mのクロスカントリーコースへ移動しランニングトレーニング。4~5名ずつに分かれてインターバル走を行ないました。

 今回初めて参加する選手もいましたが、合宿後半では同世代同士で打ち解け合い意見交流もできていたようです。県連推薦選手は指定選手から教わったり感じたりすることもあったように見受けられました。

 

 

合宿3日目、クロスカントリーコースにてインターバルトレーニング

合宿3日目、クロスカントリーコースにてインターバルトレーニング

 

 

 今回の合宿中に共通のワードが出ていました。

『アスリートであるという事は全てにおいて自己責任である』

 例え未成年の若い選手であっても、行動、発言、身体に取り入れるもの全てに責任を持つということ。こういった合宿に参加し、何を感じ、どう行動し、次回の合宿までにトレーニングの差が出るのも自己責任。マテリアルの準備や勝ちにこだわる強い執念、それが滑りや結果に結びつく。若い世代の選手にわかりやすい方法で、コーチ、トレーナー、講師の先生などから様々な場面で繰り返し伝えられていました。

 

 

クロスカントリーコースにて周知

クロスカントリーコースにて周知

 

 

 このような合宿を経験することで、彼ら若い選手にアスリートであるということの自覚が生まれ、経験から引き出しが増え、さらに発展していくことを願います。

 

報告/スノーボード部強化委員 西山宏美