競技

2018/02/08

【REPORT 第9次スノーボード競技(HP)タレント発掘育成事業遠征 】
最高の環境と挑戦

⑥カッパーマウンテンにて

 

 

 2017年12月12日から2018年1月24日までの43日間の日程で、アメリカ・コロラド州にあるカッパーマウンテンスキー場にて、第9次スノーボード競技(HP)タレント発掘育成事業遠征を開催しました。参加者は、育成選手4名と、ユース選手の1名で行い、ハーフパイプ育成チームとしては今シーズン最初の遠征となりました。シーズン最初の長期雪上合宿であり、この時期の日本にはないシェイプの崩れないハーフパイプで、シーズンに向けたより実践的なトレーニングを行うことができました。また、アメリカトップチーム、日本強化チームが同じパイプで練習する最高レベルの環境のなか、選手たちはトレーニングに励みました。

 

 

②平野流佳

平野流佳選手によるフロントサイド1080

 

 

 雪上トレーニングでは、今シーズンの大会のために演技構成を練り込み、より実践に近い形の技術練習を行いました。特に高難度の技から技へのコンビネーションと、現在主流となっているスイッチから入るバックサイドのスピンの練習など、今後必ず必要になる技術習得を目指しました。

 

 

③ミーティング

ミーティングの様子

 

 

 合宿の生活面では、自己管理能力を向上させるため、炊事・清掃などを平等に分担して行いました。炊事では、当番の人がメニューを決め買い出しをし、バランスのとれた食事を作り、清掃ではゴミ出しや居住スペースを清潔に保てるように心がけました。

 

 

④管原トレーナー

菅原トレーナーによるコンディショニングケア

 

 

 体力トレーニングでは、隣町のシルバーソン・レクレーションセンターにて有酸素トレーニングと、正しい動作の確認を目的に体幹トレーニングを中心に行いました。これらのトレーニングにより体力がつき、雪上でより長い時間集中したトレーニングが行うことができました。

 

 

⑤冨田選手と神戸

冨田るき選手、神戸コーチによるビデオチェック

 

 

 今回の合宿ではアメリカチームの計らいにより、貸し切り中のハーフパイプを数時間早く利用することができました。海外選手の技術面はもちろん、スノーボードに向かう姿勢や練習内容、他国に対する紳士的な対応などを直接感じることができ、育成・ユース選手にとっては大きな収穫となりました。

 

 

①シルバーソン

シルバーソン・レクレーションセンターにて

 

 

 今シーズンに向けて最新技術と基礎体力トレーニングの向上を継続し、世界で活躍する選手の育成強化を進めていきたいと思います。また、本事業にご理解、ご協力を頂きました関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。

 

 

報告/ハーフパイプコーチ 神戸忠仙