競技

2018/02/08

【REPORT 第4次スノーボード(アルペン)遠征 】
ワールドカップ6レース、平昌五輪への道

 

Japanアルペンスノーボードチーム ワールドカップ ラッケンホッフ(オーストリア)終了後

JAPANスノーボード・アルペンチーム/ラッケンホフ大会(オーストリア)終了後

 

 

★FISワールドカップ・ラッケンホフ大会(オーストリア)

 

 2018年1月1日、われわれは必ずオリンピックへの道を切り開くという思いを胸に、ヨーロッパはラッケンホフ(オーストリア)に向かい、第4次スノーボード(アルペン)遠征を行いました。そして、ワールドカップが行われた1月5日は、日本のスノーボード・アルペンの歴史が大きく動いた日となりました。斯波正樹選手(RIZAP)が決勝ラウンドで、昨年の世界選手権覇者、アンドレアス・プロメガー選手(オーストリア)との対戦に勝利し、6位入賞を果たし日本男子過去最高位を記録しました。

 

 

FIS Snowboard World Cup - Rogla SLO - PGS - SHIBA Masaki JPN © Miha Matavz/FIS

斯波正樹選手

斯波選手(左)、プロメガー選手(右)の対戦 ラッケンホッフ(オーストリア)

斯波選手(左)、プロメガー選手(右)の対戦/ラッケンホフ(オーストリア)

 

 

 

★FISワールドカップ・バドガシュタイン大会(オーストリア)

 

 1月12日~13日のバドガシュタイン大会(オーストリア)は、世界トップレベルの選手たちも厳しい表情で難しいと認めるコースでのワールドカップ。パラレル・スラロームと同種目のチームイベントが開催されましたが、善戦虚しくこの地では出場選手が決勝ラウンドに進むことができませんでした。しかし、ワールドカップのスタートに立つことの責任、色々な方々の想い、勝利への強い意志をチーム全員から感じられる忘れられない一日となり、各自が目標達成への想いをより強固なものにしました。

 

 

レースを観戦する大観衆 バドガシュタイン(オーストリア)

レースを観戦する大観衆 バドガシュタイン(オーストリア)

 

 

 

◆FISワールドカップ・ログラ大会(スロヴェニア)

 

 続くログラ大会(スロヴェニア)、コースは緩斜面が比較的長く、タイムが拮抗することが予測されましたが、レースではやはり予想通り0.01秒が明暗を分け、いつにも増した緊張感が漂っておりました。斯波選手が決勝進出を果たし、13位でフィニッシュ。今回のレースでは、在スロヴェニア日本大使館の方々にも日の丸を手に応援に駆けつけて頂き、非常に心強く、心温まる応援に感謝する一幕もありました。

 

 

ワールドカップのスタートエリアより ログラ(スロベニア)

ワールドカップのスタートエリアより/ログラ(スロヴェニア)

 

 

 

★FISワールドカップ・バンスコ大会(ブルガリア)

 

 オリンピック前の最後のワールドカップは、バンスコ(ブルガリア)で1月26日~28日に開催されました。コース自体の難易度が高いうえに、雪の状態が万全とはいかない条件のなか、斯波選手、神野愼之助選手(トヨタ自動車スキー部)、佐藤江峰選手(パーキングポイント)は積極的にレースに挑み、失敗はあったものの予選で好タイムを出すなどの見せ場を作りました。間違いなく、新生JAPANスノーボード・アルペンチームは世界と闘うレベルに達しており、今後のワールドカップ、平昌オリンピック、さらに4年後の北京オリンピックへの道を見据え、選手達は向かっていきます。

 日本より支援頂いたスタッフの皆様、SNSなどで声援を送って頂いた皆様、すべての皆様のおかげで、この活動ができていることに深く感謝いたします。

 

報告/スノーボード・アルペンチーム 千葉 淳