競技

2018/02/27

【REPORT 第14回スノーボード競技(AL)タレント発掘育成事業合宿 】
最高のコンディションで技術の強化と人間力を培う

 

 2月5日~2月7日、長野県ロイヤルヒルスキー場にて第14回スノーボード競技ALタレント発掘事業合宿を行い、強化指定選手3名ほか、地域育成選手より7名、合計10名の参加がありました。

 前回合宿に引き続き、今回もゲートよる実践的なトレーニングを実施。厳しい寒さの分、素晴らしいバーンコンディションのもと、計測器を使いタイムの推移を見ながら内容の濃い雪上練習となりました。

 

 

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時々雲がかかることもありましたが、抜群のコンディションのロイヤルヒルにて

篠原4

篠原琉佑選手の滑り

ビデオミーティング

滑りとタイムを一緒に確認することで「イメージの良し悪し」と「リアル(実際のタイム)」の誤差を埋めていく

 

 

 大会のようにプレッシャーをかける中で、いかにミスなくベストタイムを叩けるかに全員で挑戦した3日間。短い時間の中でもそれぞれに成長と課題が見えました。

 シーズンを通して合宿を行う中でキーワードにしているのが「流れをつかむ」ということ。朝起きてからのウォーミングアップ、雪上トレーニング、コンディショニングという流れを毎回復習・確認し、滑りの技術以外にも、アスリートとして必要な事をしっかりと自分のルーティンにできるよう、ジュニアの頃から体に染み込ませてもらいたいと思っています。

 

コンディショニング

恒例となった白川外部コーチによるコンディショニング指導

 

 

 また、今回はJADAより専門講師をお招きし、ドーピング講習を実施。アスリートとして「自分自身を守る為に、知らないでは済まされない事」という点をしっかりと学びました。

 

ドーピング講習

日頃から自分の体に取り込む物もしっかり気をつけなければならない事を実感した選手たち

 

 

 自主学習の時間には個々の課題学習のほかに、一人ずつ与えられた題材についての自分の意見を、決められた時間に合わせてスピーチをする時間も設けました。人前で伝えたい内容をわかりやすくまとめる事の大切さは、今後の活躍の助けとメディアトレーニングにもつながります。

 

ミーティング

毎日の自主学習の時間、そして最後の全体ミーティングでも、それぞれの思いや意見を発表しました

 

 

 JOCが掲げる「人間力なくして技術力向上なし」という合言葉を念頭に、技術だけではなく、ひとりのアスリート、ひとりの人間として、スノーボードに取り組む姿勢が成長につながるように、残りのシーズンも切磋琢磨していってほしいと思います。