競技

2018/03/29

【REPORT 第6次スノーボード(アルペン)遠征】
4年後に向けてのスタート

 

 平昌オリンピックの余韻が未だ残るなか、JAPANスノーボード・アルペンチームは4年後の舞台を見据え、気持ちを新たにワールドカップの舞台に立ちました。

 

 

ワールドカップ カイセリ大会(トルコ)にて

ワールドカップ・カイセリ大会(トルコ)にて

 

 

◆FISワールドカップ・カイセリ大会(トルコ)

 

 平昌オリンピックが終了した直後のワールドカップということもあり、現地には多くの観客が訪れ賑わっていました。このカイセリは天候が安定しにくく、毎年開催日を延長したりなど大変スケジューリングが厳しいエリアとなっています。大会も公式トレーニングは晴天だったものの、レース当日は強風で開催が危ぶまれましたが、天候の合間を縫うように開催されました。スケジュールが変更され、各国の選手たちも集中を欠くタフなコンディションのなか、神野愼之助選手(トヨタ自動車スキー部)がファイナルラウンドに進出し13位となりました。

 

 

 

ワールドカップ前日のチームキャプテンミーティング

 

 

◆FISワールドカップ・シュクール大会(スイス)

 

 平昌オリンピック金メダリストのガルマリーニ選手(スイス)の故郷で、アルペン競技が盛んな地域での開催となりました。この大会では、斯波正樹選手(RIZAP)が大健闘! 予選を10位でクリアし、ファイナルラウンドで平昌オリンピック銅メダリストのコシール選手(スロヴェニア)に勝利し、8位入賞。神野選手も予選1本目に1位のタイムを叩き出すも2本目で惜しくもミス。佐藤江峰選手(パーキングポイント)も17位で、ファイナルラウンドまであと一歩と惜しいレースでした。JAPANチームは確実にレベルが上がっていると誰もが確信を持ったレースとなりました。

 

 

ワールドカップ前日のチューニング作業

 

 

◆FISワールドカップ・ウィンターベルグ大会(ドイツ)

 

 今季最後のワールドカップでしたが、繰り返し国を跨いだ長距離移動とレースでさすがの選手達にも疲労が出てきました。今季のJAPANチームはワールドカップにおいて、ファイナルラウンドに進出しない方が珍しいと言えるチーム状況でしたが、今回は全選手が予選敗退し悔しいレースとなりました。

 

 

緊張感と気迫溢れる神野選手

 

 

 今シーズンは、平昌オリンピックを目標に選手、コーチ、スタッフの皆がチーム一丸となり進んで参りました。選手たちはオリンピック出場、ワールドカップでのファイナル進出など素晴しいパフォーマンスを発揮し、目覚ましい成長を遂げることができました。選手たちももちろん努力に努力を重ねて参りましたが、これもわれわれJAPANスノーボード・アルペンチームを支援・応援していただいている各サポート企業様、スノーボードファンの皆様のおかげであると理解しております。このような活動ができたことに深く感謝いたします。誠にありがとうございました。

 

                                     報告者:スノーボード・アルペンチーム 千葉 淳