8月18日～9月3日の日程で、ニュージーランドのカドローナのおいて第1次スノーボード競技（スロープスタイル／ビッグエア）タレント発掘育成事業遠征が開催されました。今遠征は2017/2018シーズンのFISジュニア世界選手権の参戦を目的とし、大塚健選手（バートン）、川上蒼斗選手（オールアルビレックス）、大橋陸飛選手（スノードルフィンスキークラブ）、村瀬心椛選手（ムラサキスポーツ）の4選手が参加しました。

　今大会において、日本選手が大活躍を果たしました。まずビッグエアでは男子で大塚選手が優勝、大橋選手が決勝進出で12位、川上選手がU16カテゴリーで優勝、女子でも村瀬選手が優勝を果たしました。また、スロープスタイルでは男子で大塚選手が優勝、川上選手が決勝進出し8位、大橋選手は決勝進出を逃しましたが、女子では村瀬選手がふたたび優勝しました。日本勢はビッグエア・スロープスタイル男女ともアベック優勝し、4回の表彰台のトップをいずれも飾る活躍でした。

　ともに5月に行われたX Games Norwayの覇者である大塚・村瀬選手ですが、今大会では取るべきタイトルをしっかり取ることができました。また川上・大橋選手とも初めての国際規模のビッグエア台やスロープスタイルコースにチャレンジする中で、経験値を積み上げながら決勝へ進出し戦うなど、コースに入るごとに成長する充実した機会を得ることができました。

【スロープスタイル・ビッグエア男子優勝／大塚 健選手】

【スロープスタイル・ビッグエア女子優勝／村瀬 心椛選手】

　今回は4年スパンでの取り組みを実質的に開始する初めての海外遠征事業でしたが、チーム内の活動において、競技者として取り組むルーティンづくりも良い形でスタートすることができました。2018/2019シーズンのスロープスタイル／ビッグエアUチームは高いポテンシャルを持っており、さらなる向上が楽しみなチームです。今後とも多くの皆様に応援していただけるような選手・チームに成長して参りたいと思います。ぜひ楽しみにご注目ください！

報告／スノーボードSSBAヘッドコーチ　上島しのぶ