競技

2018/12/05

【お知らせ・アルペン】SAJ公認ユースレースK1カテゴリーの廃止について

 公益財団法人全日本スキー連盟(SAJ)競技本部アルペン委員会では、競技本部Division.2と協議のうえ、2019/2020シーズンよりユースK1カテゴリーの競技会を、SAJポイントを付与する公認レースとしないことと決定いたしました。

 その主たる理由は、より良いSAJポイントの獲得を目指すことが、K1レース参加者及びその保護者のアルペンスキー活動の過度のモチベーションとなっていることを、危惧するところにあります。

 もとより、良い成績(SAJポイント)を目指すことが悪いわけではありません。しかしながら、K1(小学校5年生)よりSAJポイント獲得を目指すことで、必然的に小学校低・中学年からゲート練習がスキー活動の主体となり、結果として、スキー技術の幅が狭くなり、将来の伸び代を小さくしているのではないかと我々は考えました。

 今回のアルペン委員会の決定は、加盟団体がSAJ公認ユースレースK2カテゴリーの開催と併せて、従来種目の加盟団体公認K1レースを開催していただくことを妨げるものではありません。しかしながら、SAJ及び加盟団体公認レースからK1カテゴリーが離れることで、次のような多様な形態の競技会の開催が可能になると考えます:

 

  • ●チームイベント
  • ●パラレル種目
  • ●パネルSL
  • ●ショートポールSL
  • ●スキークロス
  • ●ミニDH
  • ●ウェーブ大会
  • ●基礎技術評価大会

 

 これらの種目を従来のレースに加えることで、K1選手の技術の幅を広げることができると考えます。また、従来のポイントを付与しないこれら競技会には、ICR(国際競技規則)で定められた用具でなくとも参加することが可能となります。これらのことにより、アルペンスキー参加への間口を広げることも期待されます。

 さらに、K1を切り離すことにより、K2レースコースの難度を上げることが可能となります。現在、多くのSAJ公認ユースレースでは、K1及びK2が同じコースプロフィールで実施されています。小学校5年生から高校1年生早生まれまでが同一コースを使用し競技することは、選手強化上、また安全上、合理的とは言えません。K1を切り離すことで、よりK2選手のレベルアップを考慮した大会運営が可能になると考えます。

 以上の点を鑑み、アルペン委員会では2019/2020シーズンよりSAJ公認K1レースの廃止を決定いたしました。なお、2018/2019シーズンに取得されたSAJポイントの取り扱いにつきましては、次の通りと致します。

1)現小学6年生:2019/2020シーズンK2へ移行

2)現小学5年生:2020/2021シーズンK2へ加算なしで移行(※K2初年度のSAJ登録では、2018/2019シーズンのSAJ会員登録番号及び競技者登録番号を使用し、「更新登録」を行って下さい)

 

 なお、ジュニアオリンピックカップにつきましては、来季(2019/2020)までK1レースを開催いたします。ただし、来季につきましては、SAJポイントを付与いたしません。また、2020/2021年以降の開催につきましては、2019年秋までに公表いたします。

 

 公認大会制度の大きな改革であり、皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、主旨をご理解いただき、ご協力を賜りますよう、何卒、お願い申し上げます。

 

公益財団法人 全日本スキー連盟

競技本部長 皆川 賢太郎

競技本部アルペン委員長 加藤 清孝