競技
2018/12/30【REPORT 第5次スノーボード(スロープスタイル)遠征】
大塚健・鬼塚雅がW優勝、岩渕麗楽が2位
12月20~21日、スノーボード・スロープスタイルのFISワールドカップ初戦が中国のシークレットガーデンで開催されました。日本からは大塚健選手(バートン)、大久保勇利選手(ムラサキスポーツ北海道)、國武大晃選手(STANCER)、飛田流輝選手(日本体育大学)、鬼塚雅選手(星野リゾート)、岩渕麗楽選手(バートン)の6名が参戦しました。
ここは4年後の北京オリンピックのスロープスタイル競技が行われる会場です。オリンピックのコースを想定した試合ができるため、数あるワールドカップの中でチームとしても重要視して臨んだ試合でした。会場の雰囲気はというと、風が強くてとても寒く、雪が少ない場所でした。人工降雪機をフル稼働して大会コースが仕上げられていました。
まずは男子の予選からスタート。大塚選手が5位、大久保選手が8位、國武選手が9位通過で、スロープスタイル・ワールドカップ初参加の飛田選手は残念ながら予選敗退でした。女子は鬼塚選手が1位、岩渕選手が2位通過でした。
男子決勝では、大塚選手がフロントテール270off→バック270on270off→スイッチボード270off→キャブ270on270off→ボードスライド270off→フロント1440→バック1260→キャブ1260で優勝。大久保選手が7位、國武選手が10位でした。
女子決勝では、鬼塚選手がフロントテール270off→50-50to360off→5050→ノーズプレス→50-50to180off→キャブ900→フロント360→バック720で優勝。岩渕選手が2位でした。
日本チームは平均的にジャンプトリックのセクション評価は高いのですが、ジブセクションの評価、または技術レベルがまだまだ低いと、選手自身もコーチ陣もわかっています。今後、さらにジブセクションの難易度やクリエイティブ性を磨き上げて、最強・最高ジャパンを目指していきます。普段のトレーニング以外にもプロスポーツ選手として頂点を目指すために、必要と分かっていることは貪欲に取り入れていきます。毎日のミーティングもすべて英語で行なっています。
今後もこの若いスノーボード・スロープスタイル&ビッグエアチームに注目してください。応援ありがとうございました。
報告/スノーボードSSBAコーチ 西田 崇
写真・撮影/Lee PONZIO