競技
2019/01/16【REPORT 第6次スノーボード(スロープスタイル)遠征①】
鬼塚雅が2連勝、國武大晃が3位で通算2度目の表彰台
1月12日、FISスロープスタイル・ワールドカップのクレイシュベルグ大会(オーストリア)が開催されました。日本からは大久保勇利選手(ムラサキスポーツ北海道)、國武大晃選手(STANCER)、大塚健選手(バートン)、飛田流輝選手(日本体育大学)、鬼塚雅選手(星野リゾート)、岩渕麗楽選手(バートン)の6人が参戦しました。
予選では、女子は岩渕選手が2位通過、鬼塚選手が3位通過で決勝進出、男子は大塚選手が予選1位で通過しダイレクトに決勝進出、大久保、飛田、國武の3選手は翌日のセミファイナルへ駒を進めました。
10名のうち4名が決勝へ進めるセミファイナルでは1位に國武選手、2位が飛田選手、3位が大久保選手となり、今大会日本チームは全員ファイナルに進出することができました。そのまま午後にファイナルが開催され、女子は鬼塚選手が今季スロープスタイル・ワールドカップ2連勝を達成、岩渕選手が5位でした。男子は國武選手が3位で今季初の表彰台に上がったのに続き、4位に大塚選手、5位に飛田選手、7位に大久保選手という結果でした。
鬼塚選手の優勝ルーティンは、フロントボードOPoff→CAB180on360off→F720→B720→270on270off to CAB360off→CAB900という、ジブセクションもジャンプセクションもテクニカルとバランスとフローを組み合わせた、本人も納得のいくルーティンでした。
3位の国武選手もジャンプセクションではB1260→CAB1260→FD1080と安定してつなげることができました。しかし、男子はスロープスタイルでも常に1440をルーティンの中に持ってこれるようにならないと優勝は遠いと感じています。大塚選手、飛田選手、大久保選手も今回は流れの中で1440を入れたものの、少しのミスが減点につながりました。
今後もプログレッシブ(攻めるルーティン)とパーフェクトエクスキューション(完成度の高いルーティン)をテーマに次の大会も優勝を目指していきます。応援ありがとうございました。
報告/スノーボードSSBAコーチ 西田 崇
写真・撮影/Lee PONZIO