競技
2019/02/05【REPORT 第4次スノーボード(ハーフパイプ)遠征】
地に足のついたジュニア世界選手権
スノーボード・ハーフパイプUチームにおいて1月22日から1月28日までの日程で、第4次スノーボード(ハーフパイプ)遠征としてレザン(スイス)で開催されたジュニア世界選手権に参戦しました。
会場のレザンは2020年のユースオリンピックが開催される会場で、Uチームとしてユースオリンピックは最重要大会として位置づけています。本大会の参加選手は口寸保頼央選手(高鷲スノーパークSC)、平野流佳選手(ムラサキスポーツ)、平野海祝選手(開志国際高校)、中川海秀選手(供米田中・新日本)、冨田るき選手(開志国際高校)、小野光希選手(スノーヴァ溝の口R-246)の6選手でした。
本大会は12月末に日程が発表され、試合まで3週間しか準備期間がない中ではありましたが、日程発表時、Uチームはアメリカ・コロラドでのトレーニング遠征中であり、練習内容を試合に向けた内容に変更して調整を進めました。
今回のジュニア世界選手権では、初日の到着が夜になる等のタイトなスケジュールのため、日本食を用意し普段と変わらない食事ができるように努めました。また、8月のニュージーランドでのジュニア世界選手権での経験を活かし、ワックスの準備、他国選手の実力の比較、ジャッジングシステムの傾向を研究し、勝利に必要な取り組みを妥協なく行い準備を進めました。
初日、選手はパイプの形状に合わせるのに苦戦していましたが、大会当日には自分の滑りが出せるように調整を進めることができました。
大会結果は、目標として臨んだ参戦選手全員の決勝進出となりました。
【男子】
優勝 | 平野 流佳選手 |
2位 | 口寸保 頼央選手 |
7位 | 平野 海祝選手 |
9位 | 中川 海秀選手 |
【女子】
優勝 | 小野 光希選手 |
6位 | 冨田 るき選手 |
男女優勝に加え計3名を表彰台に乗せることができ、チームとしての目標を達成したうえに貴重な経験を得ることもできました。今回のジュニア世界選手権では確実に結果に繋げることができましたが、他国の実力者が力を付けていることも実感しました。また、他国選手のようにバリエーション豊かな技術の習得も早急な課題と感じました。
今後は継続してトップで戦える選手を輩出し日本チームが世界の強豪国と言われ続けるよう継続的な強化育成に取り組んでいきたいと思います。
報告/スノーボード・ハーフパイプ ジュニア・ユースコーチ 神戸 忠仙