競技

2019/04/15

【REPORT 第2回スノーボード(ハーフパイプ)合宿】
次年度に向けての強化がスタート

 

 4月3日〜4月7日の日程において高鷲スノーパーク(岐阜県)を会場に、女子チーム及びUチーム(ジュニア、ユース)を対象としたセレクション合宿を開催いたしました。

 

ジュニア女子参加者

女子セレクション

 

 

 本事業、女子チームセレクションは世界とのレベル差を埋めること、そして選手の意識づけを高めることを目的として行いました。今シーズン、世界で戦ってきた選手達は自分の足りない部分を分析し、そこを埋めるためにセレクションに臨みましたが、滑走技術やメンタルの部分も含めて不足を感じる結果となりました。これが現在の女子チームの現状と分析し、技術面の前に意識や考え方を改善していく必要性があると感じました。

 

セレクション評価

実技評価

選手面談

選手面談

 

 

 セレクション終了後には各選手と個人ミーティングを行い、北京までの練習プランや来シーズンの目標、セレクション時に足りなかった部分を選手と共有し話し合いました。目的をより明確にできたことで、翌日からの練習においては取り組みにおいての向上が見られました。

 今後、選手達が世界とのレベルの差を埋めるため、そして目標としている北京オリンピックでのメダル獲得に近づくために、選手の個々の目標、目的を明確にして共有した形でサポートを進めていきたいと思います。

 

 Uチーム(ジュニア、ユース)のセレクションにおいては、2018/2019シーズンの大会における評価基準をクリアした11歳〜17歳までの選手による滑走技術、体力測定の評価項目2項目を行いました。

 

 

ジュニア、ユースセレクション参加者

 

 滑走に関しては参加選手全員が積極的な姿勢で自身のベストパフォーマンスに挑戦していました。演技内容も現ナショナルチームの選手に近い滑りをしており、評価においてもコーチ陣の頭を悩ませました。

 参考評価として行った体力測定では、20メートル走、垂直ジャンプ、シャトルランの3項目を行い、各選手一生懸命頑張っている姿がとても印象的でした。樋口トレーナーによるストレッチ講習では参加した選手たちも真剣に聞き入り、また、その様子をビデオに収めている保護者様もおり、積極性を感じた有益なものになったと思います。

 

ユース男子参加者②

体力測定

コンディショニング講習

 

 

 技術評価を行った結果、Uチーム(ジュニア、ユース)へ新たな3名の選手を選考いたしました。今回のセレクションに臨み、選考されなかった選手達も技術的にも僅差で今後が楽しみな選手ばかりでした。来年度成長して戻ってきてくれることを期待し、願っております。

 まだまだ若く将来の可能性が無限大の選手達がいる日本のスノーボード・ハーフパイプシーンには期待感しかありません。この選手達に関わる我々も強化の受皿をしっかりと用意していかなければならないと気持ちが引き締る思いでおります。選ばれた選手のみならず、ここを目指す選手の現状を把握できたことは、今後の強化においても非常に有益な機会となりました。

 

コース整備

コース整備

 

 

 この時期に素晴らしい環境をご提供して頂いた高鷲スノーパーク様、整備を行って頂いたGrobalSnowDesign様にも感謝申し上げます。

 

報告:スノーボード・ハーフパイプチームコーチ 村上 大輔