競技

2019/04/17

【REPORT 第3回スノーボード(ハーフパイプ)合宿】
シーズン最後の国内合宿を終えて

 スノーボード・ハーフパイプUチームにおいて4月8日から12日までの日程で、高鷲スノーパーク(岐阜県)にて第3回スノーボード(ハーフパイプ)合宿を開催致しました。

 参加選手は口寸保頼央選手(HOOD)、平野流佳選手(ムラサキスポーツ)、平野海祝選手(開志国際高校)、濵口誕人選手(MORISPO SC)、冨田るき選手(開志国際高校)、小野光希選手(スノーヴァ溝の口-R246)、皆木蘭選手(ヤマゼンロックザキッズ)の7名でした。

 

 本事業の目的は国内施設を利用した雪上合宿での技術強化とシーズンの振り返りです。雪上では、8月の合宿から行ってきた動作解析の復習と応用を白川トレーナーにコーチングして頂き、選手のへのフィードバックを毎日行いました。選手自らも白川トレーナーに質問する姿が見られ、選手の知識と理解も大きく深まってきたと感じます。

 

 

白川トレーナーによる技術指導

白川トレーナーによるビデオフィードバック

 

 

 選手の滑りも日に日に進化し、合宿の後半では高難易度のトリックを完成させ、非常に良い演技ができるようになりました。また、8月から開始したビデオフィードバックシステムも、国立科学センターのスタッフにより以前に比べさらに円滑に操作できるようになり、短時間での映像フィードバックが可能になりました。

 

平野流佳選手のキャブダブル1260

平野海祝選手のバックサイドグラブ

サイドドロップインをしながら練習する選手たち

 

 

 フィジカルトレーニングでは、樋口、白川トレーナーの指導のもと、年齢別のグループに分かれてトレーニングを行いました。低学年グループは怪我をしないように、関節の可動域の範囲とバランスを意識した身体の使い方を学びました。高学年グループは技術向上に必要な身体の基礎トレーニングと、チューブを使ったより実践的な身体の使い方をトレーニングしました。

 

 

樋口、白川トレーナーによるフィジカルトレーニング

 

 

 今合宿をもって2018/2019シーズンの国内雪上合宿はすべての日程を終えました。今シーズンを振り返るとUチームではジュニア世界選手権の男女優勝をはじめ、大きな成果を得ることができました。また、スタッフ間においての連携も取れ、科学サポートなども効果的に進める体制も整ってきたと感じます。

 今後もチーム一丸となって強化、育成を続けていきたいと思います。

 

本合宿集合写真

 

 

 本合宿、事業にあたりましては、この時期に素晴らしい環境を用意して頂いたスキー場関係者の皆様のご理解とご協力、また、(公財)ヨネックススポーツ振興財団様からの助成金ご支援を頂き実施することができました。本事業実施にあたり選手の育成、強化環境をご支援頂いた多くの方々に心より感謝申し上げます。

 今シーズンもスノーボード・ハーフパイプチームを応援して頂き、ありがとうございました。

 

報告/スノーボード・ハーフパイプ ジュニア・ユースコーチ 神戸 忠仙