競技

2019/06/03

【REPORT 第6次スノーボード(ハーフパイプ)遠征】
トップ、ユースチーム初の合同遠征

  スノーボード・ハーフパイプチームにおいて5月11日から5月26日までの日程でマンモスマウンテンスキー場(アメリカ)にて雪上合宿を開催しました。参加選手は2018/2019強化指定選手からトップチーム、Uチームから総勢11名となりました。

 

口寸保頼央選手のフロントサイドスピン

 

 

 本事業の目的は来シーズンに繋げるための確実な技術強化と新技への着手です。また、集団生活を通じて同じ目的を持つメンバー間の協調性と仲間意識を深め、互いに切磋琢磨することで課題克服することを目指しました。

 

片山来夢選手のエアートゥーフェイキー

 

 

 本遠征では5月中旬にも関わらず連日の降雪でトレーニングコンディションに苦慮することとなり、今回の遠征の目的の一つでもあった新技に着手することが難しい状況となってしまいました。その様な状況においても海外選手の練習に励む姿に良い刺激を受け、各選手工夫し、エアマットを使用した技のスタイルや難易度を上げる練習が主となりました。

 

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本遠征で練習したバグジャンプが設置されているハーフパイプと選手達

室内での体幹トレーニング

片山選手の室内トレーニング

 

 

 今回の遠征でも多くのサポート環境がありました。

 

◆動作解析

 導入から約1年弱経ちますが、各選手の理解が深まり、自身の技の練習に落とし込めるようになってきました。各選手からの身体の動かし方についての細かい質問が増え、それに対してコーチも改めて指導内容を振り返り、別の視点を取り入れるようになりました。このように、選手とコーチのコミュニケーションの質が上がり、技術指導の内容も深まり、動作解析導入の効果を感じております。

 

白川トレーナーによるビデオフィードバック

 

 

◆トレーナーサポート

 本遠征においては選手数が多いため、2名のトレーナーが帯同しました。毎日ハードなトレーニングを行い疲労が蓄積されていくなか、最後までコンディショニングを維持し集中したトレーニングを継続することができました。

 

内田トレーナーによるコンディショニングケア

森田トレーナーによるストレッチ指導

 

 

 本遠征は初のトップ&ユースチーム合同での遠征でした。これまでにない大人数での遠征となり、レベルの差・年齢の差を超えて切磋琢磨し、各選手良い練習ができたと感じています。また、チームについてより多くの方に知っていただくため、日々の動画を発信するという試みもチャレンジすることができました。また、現地の日本企業の方から日本食品の差し入れをいただき、日本と変わらない食事環境を保つことができ、各選手良好な状態で練習に集中することができました。

 

遠征参加の選手、スタッフ全員でスキー場の前で

 

 

 サポートして頂いた皆様、スキー場関係者の皆様に感謝申し上げます。本シーズンの雪上事業もこれで終了となり、チームは次年度に向けて始動しております。引き続き、チーム一丸となって強化、育成を続けてまいりますので、今後とも応援の程よろしくお願い致します。

 

報告/スノーボード・ハーフパイプ ジュニア・ユースコーチ 神戸 忠仙

写真・動画撮影/佐藤 洋久