競技
2019/07/08【REPORT 第6次クロスカントリー遠征】
北京でのFISローラースキー・ワールドカップに参戦!
北京(中国)で開催されたFISローラースキー・ワールドカップに、第6次クロスカントリー遠征として日本チームが初参戦しました。世界中から計14カ国が中国側からの招待を受け、女子58人と男子69人のアスリートたちが、FISローラースキー・ワールドカップを戦いました。
会場は、2008年北京オリンピックのメイン会場となったオリンピック公園内。「鳥の巣」を間近に感じる位置ある「ウォーターキューブ」を右回りに一周回る(約1.6km)完全フラットなコースが見事に設営されていました。
●北京オリンピック公園 会場タイムラプス動画
【大会初日 男女1.5kmスプリント・フリー】
初日の1556mのスプリント・フリー競技中、気温は+ 40℃以上にまで上がり、選手達の喉は焼けるような状況でした。 Linn Sömskar選手(スウェーデン)とFISワールドカップの総合優勝者Johannes Høsflot Klæbo選手(ノルウェー)が、落ち着いたレース運びで最初の勝利を収めました。男女ともに2位、3位の選手は冬季よりもローラースキーに特化した成績を残す選手です。
日本勢は男子の宮沢大志選手(JR東日本スポーツスキー部)が予選を10位で突破、1回戦に出走し結果は13位でした。馬場直人選手(専修大学)は予選44位。
女子は小林千佳選手(早稲田大学/23位)と横濱汐莉選手(日本大学/30位)の2名が予選突破。児玉美希選手(太平洋建設SC/予選40位)、渡邉祐佳選手(太平洋建設SC/予選45位)、宮崎日香里選手(日本体育大学/予選46位)は予選突破はなりませんでした。
●男子リザルト
https://www.fis-ski.com/DB/general/results.html?sectorcode=CC&raceid=33991#results
●女子リザルト
https://www.fis-ski.com/DB/general/results.html?sectorcode=CC&raceid=33989
●Johannes Høsflot Klæbo選手の予選スタートシーン
●宮沢大志選手の予選スタートシーン】
【大会2日目 男女200mスーパースプリント】
2日目は、200mのスーパースプリント。日本勢は全員、今回が初体験の種目となりました。初日とうって変わって曇り空の中で予選が行われ、決勝ラウンドは雷雲の中で繰り広げられました。
●男子決勝 Johannes Hoesflot KLAEBO(NOR) vs Jostein OLAFSEN(NOR)
●女子決勝 Linn SOEMSKAR(SWE) vs Julie Henriette ARNESEN(NOR)
◆男子
宮沢大志選手:+1.43sec 28位 予選通過ならず
馬場直人選手:+3.30sec 60位 予選通過ならず
●リザルト
https://www.fis-ski.com/DB/general/results.html?sectorcode=CC&raceid=33998
◆女子
小林千佳選手:+3.21sec 35位 予選通過ならず
渡邉祐佳選手:+3.26sec 37位 予選通過ならず
児玉美希選手:+3.58sec 41位 予選通過ならず
横濱汐莉選手:+3.92sec 45位 予選通過ならず
児玉美希選手:+4.99sec 49位 予選通過ならず
●リザルト
https://www.fis-ski.com/DB/general/results.html?sectorcode=CC&raceid=33996
【大会最終日 男子20km/女子16kmフリー・マススタート】
大会最終日は、日本勢が最も得意とするディスタンス競技。女子の16kmフリー・マススタートでは、日本勢上位2名は最終ラップまでトップ集団の中で怯むことなくレースを進め、最後の直線での勝負で差がつきました。児玉選手は後半タイミングが悪いところでポールの破損が生じて、先頭集団から遅れてしまいました。
◆女子
小林千佳選手 :40:04(トップから+7.3sec) 12位
横濱汐莉選手 :+9.7sec 14位
児玉美希選手 :+56sec 23位
宮崎日香里選手:+5:03 43位
渡邊祐佳選手 :+5:46 47位
●リザルト
https://www.fis-ski.com/DB/general/results.html?sectorcode=CC&raceid=34004#listbyfispoints
出場選手内のFISポイントリストとリザルトを照らし合わせると、女子では、FISポイントランク21位の小林選手が12位でフィニッシュ、FISポイントランク23位の横濱選手が14位と、ランキング以上の結果を残すことができた嬉しいニュースとなりました。
◆男子
宮沢大志選手:51.28(トップから+0.2sec) 4位
馬場直人選手:+3.8sec 18位
●リザルト
https://www.fis-ski.com/DB/general/results.html?sectorcode=CC&raceid=34005
両選手ともポールが破損するアクシデントに見舞われながらも、常に先頭集団を形成。宮沢選手に至っては序盤から中盤までの間で合計5本のポール破損、交換というアクシデントに見舞われながらも、最終ストレートでトップに躍り出る意気込みを見せ、ゴールで写真判定の結果4位という激戦を見事に戦いました。馬場選手も数秒遅れで18位。トップから1秒の間に10名が入る大混戦レースとなりました。
●女子 ラスト300m地点
●男子 ゴール手前
撮影・報告/クロスカントリーチーム セクレタリー 根津 修平