競技

2019/07/18

【REPORT 第6回スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)合宿】
月々の積み重ねが力になる

 

 7月13日~16日に第6回スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)合宿を国立スポーツ科学センター及び味の素ナショナルトレーニングセンターで実施しました。

 今回はこのオフ期に取り組んでいるフィジカル向上のための月一測定会の第3回目となり、結果は着実に測定数値を伸ばしている選手、なかなか伸ばし切れていない選手と混在しています。数字は自身がこの1か月に何をやってきたかの表れであり、伸びた/伸びなかったには必ず原因があるため、フィードバックではその原因の特定と具体的な改善点についてを自身で振り返りグループメンバーでシェアしました。

 

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各自の測定結果のPDFを携帯でチェックしながらフィードバックを行なう

 
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一人リハビリメニューを黙々とこなす大塚選手

 

 トレーニングインストールでは毎月チームから提供するトレーニングメニューが更新されていくため、後れを取ることはかなりのディスアドバンテージになります。これから夏休み期間に入り、個人のエアマット練習や雪上練習期間に入った際に、いかに自身のトレーニング環境を整え必要なフィジカルの取り組みを続けていけるかがカギとなります。

 

トレーニングインストールでは正しい姿勢・動作で徐々に重量を上げていく

トレーニング部位を意識した動作ができるように指導を受ける

 

 栄養への取り組みに関しては毎食の食事で個々に必要な栄養素・量をチェックし、知識の確認をクイズ形式で、自宅での食事はチェックシートで記録してと、自主的な継続を促す形で実施しています。毎日のトレーニングとの併用でしっかりとした体づくりをしていきます。

 

栄養講習はチェックシートやクイズなどで継続的な取り組みを行なう

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女子選手のウィークポイントである股関節周りの筋群、使い方の向上の指導を受ける女子選手たち

 

 チームミーティングでは向こう3年間のチーム戦略が発表され、2022北京オリンピックの3シーズン前である今が最も重要な時期であることを各選手が認識しました。目標に向けて“今”やるべきことは何なのか、目標を達成するための方向性を示す矢印は持ちながら、目の前のことに集中してそして実際にやる。その積み重ねが節々のマイルストーンであとから結果となって表れる。その仕組みを理解し、記憶にしかない過去にとらわれず、今やるべき具体的な行動目標に従い行動し、案ずる必要のない未来の結果が後からついてくる。そして、その結果が納得のいくものになるよう、チームとして取り組みしていきたいと思います。

 

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チーム戦略の説明をする西田コーチと熱心に聴く選手たち

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バイクによる持久力トレーニング、スタッフも体感

 

報告:スノーボードSSBAヘッドコーチ 上島 しのぶ