競技
2014/09/18【REPORT スノーボードHPチーム遠征】
次への一歩
ソチオリンピックのシーズンを終え、次の目標へ向けて始動した新生ハーフパイプチームは8月11日~9月2日までの期間、南半球のニュージーランド・カードローナスキー場で遠征合宿を行ってきました。
今回は4年後のオリンピックに向けての基盤つくりとして、テクニカル、フィジカル、ライフスキルの面から選手達の現状を知り、目標設定をし共有する事。4年後の平昌オリンピックでの連続メダル獲得に向けて、最強のJAPANチームの形成を目標に個々が強くなる自立性への取組みを始めることを試みました。
雪上トレーニングにおいてはハーフパイプの造成が予定より遅れたのですが、普段なかなかできないジャンプを中心とした滑り込みをハーフパイプトレーニングの前にできた事は効果的でありました。ハーフパイプが完成してからは奇跡的な好天にも恵まれ、ハーフパイプのコンディションも例年よりも仕上がりが良く、外的環境のストレスが少ない中、良い流れでのトレーニングを行う事ができました。
新メンバーの片山選手、今井選手の勢いのある力強い滑りが起爆剤となりチーム全体のトレーニングレベルも日に日に上がり、各々の取組んでいる課題に対して1日1日成果のあるトレーニングが行えました。加えてテクニカルアドバザーとして帯同した村上大輔氏からの的確でタイムリーな技術的なアドバ イスも効果的でトレーニングの質を向上させる上で非常に有効でありました。また、嶋田トレーナーによるストレッチ、コンディショニングのトレーニング指導、怪我、ケアの対応と選手達がトレーニングを行う上での万全なサポート環境を用意して臨む事ができました。
生活においても料理をする事で調理に慣れ、スポーツ選手としての栄養に対する感心、理解を持つ事を目的として朝食、昼食は各自自炊、夕食は2人組の当番制で10人分の食事をつくるという試みを行いました。メンバー、チーム、取組みなど新しい環境の中、本合宿は良いチーム感でスタートをきる事ができ良い形で次へ繋がる合宿となりました。
スノーボードHPチームは4年後の更なる目標達成に向け進み始めました。
選手、スタッフ、スノーボードチームとして一丸となった体制で強い日本チームを継承して行くべく精進して参ります。
写真提供:〇社
報告者:SBHPチームコーチ 治部 忠重
参加者による集合写真
ミーティング風景
トレーニング地となったCardronaスキー場
体幹トレーニング
シャトルラントレーニング
アジリティトレーニング
スラックライン
トランポリントレーニング
嶋田トレーナーによるケア対応
村上アドバイザーによる技術指導
新メンバー 片山來夢選手
新メンバー 今井郁海選手
新メンバー 大江 光選手