競技
2014/11/07【REPORT 2014/2015 Japan Ski Team TAKE OFF 記者会見】
銀メダリスト、葛西紀明、渡部暁斗選手が出席
SAJ恒例の「2014/2015 Japan Ski Team TAKE OFF 記者会見」は7日、ジャンプの葛西紀明選手(土屋ホーム)、ノルディックコンバインドの渡部暁斗選手(北野建設スキークラブ)の両銀メダリストをゲストに開催された。
坂本祐之輔副会長の挨拶ではじまった記者会見は、選手のインタビューとオフィシャルユニフォームの発表をメインに行われた。
今月末からワールドカップが開催され、遠征直前の葛西、渡部選手は約50社、120名の報道関係者を前に抱負を語った。
オリンピックでのメダル獲得、そして結婚と両選手とも公私ともに充実したオフを送った。葛西選手は「講演など多忙なオフでトレーニングができず、いつもの5割くらい。減量、トレーニング不足は、これからの遠征の中で調整していきたい。結婚して食事面などのサポートがあるので生活面は充実している。ワールドカップ最年長優勝記録の更新、世界選手権ではまだ獲得していない金メダルを目指して今シーズンは戦う」と答え、渡部選手は「ボクは葛西さんほど忙しくなかったオフトレーニングは十分することができた。後は、レベルをワンランク上げていきたい。世界選手権では前回がすべて4位だったので種目すべてで金メダルを狙いたい」とシーズンインへ向けて力強く語った。
選手のインタビューの後、東京運動記者クラブ・スキー分科会から担当記者が選んだ、最も活躍した選手、印象に残った選手に贈られる「ベストスノーリート賞」(パネル)が葛西選手に送られた。
ジャパンスキーチームが今シーズン着用する「ジャパンスキーチーム・オフィシャルユニフォーム」(フェニックス製)のお披露目では、両選手をモデルとして発表。「始動」をテーマとしたニューユニフォームは、ソチオリンピックが終わり、2018年ピョンチャンオリンピックへ始動のシーズン。からーリングはその始動の意味になぞらえた白と、8年間フェニックスがジャパンスキーチームのユニフォームに使用している青をミックスした透明感のある「ライトブルー」がベースになっている。
さらにアクセントカラーとして赤を採用し、ライトブルーの静的なイメージに秘めた闘志を連想させる赤が印象的なユニフォームになっている。ウェアのプリント柄のモチーフは、日本の伝統柄である「麻の葉文様」。これは麻の葉の形を文様化し、六角形を連続的に結びつけた幾何学模様になっている。
ニューユニフォームをはじめて身に付けた両選手は、新しいデザインに興味津々で、新しい武器を手に、ワールドカップ、そして世界選手権大会での活躍を誓っていた。
ニューユニフォームに身を包んだ葛西、渡部両選手の登場に報道関係者から思わず拍手が……
坂本副会長の挨拶で記者会見がスタートした
吉田アナのインタビューに「結婚したことで食事のサポートもあり充実している。世界選手権大会へ向けてコンディションを整えて金メダルを狙いたい」と語る葛西選手
渡部選手も「前回の世界選手権大会では4位だったが、今シーズンはすべての種目で金メダルを狙う」と力強く宣言した
オフィシャルユニフォームの発表ではモデルを務めた両選手
囲み取材で多くの報道陣に囲まれる葛西選手
テレビのインタビューに答える渡部選手
会場にはオフィシャルユニフォームが展示された
会見前、事務局スタッフから結婚祝いのイッタラ(フィンランド)のグラスを贈られてニッコリの両選手