競技
2019/10/28【REPORT 第1次スノーボード(ハーフパイプ)遠征】
シーズンインに向けて雪上トレーニング始動
スノーボード・ハーフパイプチームにおいて、来る2019/2020シーズンに向けての雪上トレーニングをサースフェー(スイス)にて開始しました。本遠征は男子のトップチームの選手のみを対象とし、集中した環境下でのトレーニングに取り組みました。
標高3500mを超える氷河に特設のトレーニングコースが用意された特別な環境下での雪上トレーニングとなりました。競合国のトップ選手たちも集まっており、我々にとっても然るべきトレーニング場所の選定であったと思います。
トレーニングは3週間に及ぶ期間でありましたが、後半の1週間は強風、雨が続いてスキー場がクローズする期間が多く、とても辛い時間を過ごすことになりました。あらためて自然相手の競技であること、そこも含めてストレスや気持ちのマネージメントをしていく必要性を感じました。
この時期のトレーニングは12月から始まる試合シーズンに向けて基本的な演技の調整を基に進めました。専門的な技術指導に加え、白川トレーナーによる動作解析を融合させて効率化を図りました。通常の合宿より選手4名と少人数の環境のなか、フットワークを軽くし密に濃い内容のトレーニングを促進することができたと思います。
各国の選手たちも新たなシーズンインに向けて積極的なトレーニングに取り組んでおり、今回の遠征は我々にとって良い刺激とモチベーションに繋がる機会となりました。
このあともう1度シーズンイン前の長期合宿を挟みシーズンに向けて準備をしていく予定でいます。今回もJSC(日本スポーツ振興センター)のHPS(ハイパフォーマンスサポート)事業によるサポートにより、効率的かつ効果的な環境のなかでトレーニングを進めることができました。サポートに感謝いたします。
報告:スノーボード・ハーフパイプ ヘッドコーチ 治部 忠重