競技

2019/11/11

【REPORT 第3回スノーボード(ハーフパイプ)合宿】
Ready to go!! シーズンイン前の最終チェック

2019年11月1日〜11月2日の期間において国立スポーツ科学センター、味の素ナショナルトレーニングセンタ−にて第3回スノーボード(ハーフパイプ)合宿を行いました。

本合宿は翌日から海外遠征に行く選手たちの事前合宿として位置づけ、これから本格的な試合期に入っていく前の最終準備としてフィジカル進捗の確認、各選手と個人面談などを行いました。

姿勢チェック

レッグプレス

フィットネスチェックと姿勢チェックではこれまでトレーニングをしてきた変化の確認と、現状把握やシーズン中の対策方法の共有を行い、シーズン中の十分なパフォーマンス発揮に向けて準備することを目的としました。測定結果をもとにフィードバックを行い、フィジカルトレーナーとシーズン中のトレーニング計画を作成し共有しました。

エクササイズ講習

フィードバック

心理講習では、各選手これまで悔いが残っている試合をピックアップし、その時の試合について起床時から試合終了時までの体のこと、心のことを細かく掘り起こし、体はどうだったのか?気持ちはどうだったのか?と深いところまで突き詰めました。今後試合のときはどういう気持ちで挑むのか、体の調整はいつから行うのかなど、自身の経験を次に生かすことを選手それぞれ発表し合いました。経験から学び、心技体を毎試合ベストの状態にもっていけるように、北京オリンピックを見据えて下準備を行なっていきたく考えています。過去の反省点を体と心に分け、考えるだけではなく深く突き詰めることで、選手それぞれ次のステップに向けて課題や目標を明確にすることができ、シーズンインをする上でとても有用な講習となりました。

インテグリティ講習では公益財団法人日本オリンピック委員会インテグリティ教育ディレクターの上田大介講師を招き、「国際総合競技大会(オリンピック等)における 日本代表候補に向けた危機管理教育について」と題し、近い将来必ず自分たちが当事者として迎えるオリンピックや国際大会の時に、自分たちが蓄えてきたパフォーマンスを十分に発揮できるような環境の準備について話していただきました。試合に集中できなくなるような状況をつくらないためにも、SNSやブログの影響の仕組み、活用についてなど危機管理の観点から学びを得ました。今回は同じ冬季競技のスノーボードクロスチーム、スキークロスチームと合同受講となり、講習後には選手、スタッフをミックスさせての参加型のグループワークによる振り返りを行い、この講習の意図を深く理解、共有することができたと思います。種目は違えど同じ冬季競技の選手、スタッフとの接点を増やしていくことで、最終的に選手のパフォーマンス発揮の後押し環境をチームとして準備することに繋げて行ける様に準備していきたく思います。

インテグリティ講習

グループワーク1

発表

選手面談

いよいよ雪のシーズンに入っていきます。先に繋がるシーズンにするべくチームスタッフ一同で力を合わせて選手をサポートして参ります。

報告/スノーボードHPコーチ 青野 令