競技
2019/12/16【REPORT 第4次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征】
AIR+STYLE北京、オリンピック会場での熱い戦い、鬼塚雅がBA初優勝
12月12~14日に北京オリンピックのビッグエア競技会場でワールドカップが開催されました。この会場はシティイベントですが、アプローチの幅も広く、そしてランディングも広い、とても飛びやすいジャンプ台でした。
そこで繰り出されるトリックは、難易度が前回のイタリア大会よりも上がっていきました。女子の予選でも1080ダブル900などの決勝トリックが見られました。男子は予選から1440以上の回転が必要になってきていました。
日本チームから決勝に上がったのは飛田流輝選手(日本体育大学)、木俣涼真選手(ヤマゼンロックザキッズ)、村瀬心椛選手(ムラサキスポーツ)、岩渕麗楽選手(バートン)、鬼塚雅選手(星野リゾート)でした。決勝では飛田選手はフロント1440とバック1440ダブルグラブで5位。木俣選手はフロントトリプル1440、CABトリプル1440で4位でした。木俣選手は最後にCAB1620に挑戦しましたが、惜しくもランディングに弾かれ、ドライブ気味ではあったものの今後につながる感覚を感じられたとのことでした。
女子は村瀬選手がワールドカップデビュー戦で予選1位で通過しましたが、バックサイドスピンでミスが出て5位、岩渕選手はバックダブル1080とフロントダブル900で4位、鬼塚選手はバックダブル1080とフロントダブル1080で優勝を決め、ビッグエアでのワールドカップ初優勝となりました。
男子も1620を2方向持ってきたマックス・パロット(カナダ)が優勝しました。やはり去年よりトップ選手は回転数が上がってきており、もっと高回転のメイク率を上げていかないと表彰台には立てません。このままチームは次戦、アメリカ・アトランタでのワールドカップ・ビッグエアに出発します。応援ありがとうございました。
報告:スノーボードSSBAテクニカルコーチ 西田 崇
撮影:Lee Ponzio