競技

2019/12/17

【REPORT フリースタイル・モーグルワールドカップ】
堀島行真が今季初優勝! デュアルモーグルでも3位表彰台

先週のルカ(フィンランド)での開幕戦に続き、FISフリースタイル・モーグルワールドカップは舞台を太舞(中国)に移して、第2戦モーグル、第3戦デュアルモーグルが行われました。中国と言えば、2022年北京オリンピックの舞台。プレ大会の意味合いも持つこの大会で、日本チームは最高の結果を残しました。

第2戦で優勝した堀島行真選手

男子では堀島行真選手(中京大学)が初戦のモーグルで優勝しました。ライバルである王者ミカエル・キングスベリー(カナダ)と真っ向から渡り合って勝ち取った価値ある1勝と言えるでしょう。これで堀島選手は今季初優勝で、ワールドカップ個人通算5勝目。今季中もこの数字をどんどん伸ばしてくれることを期待したいです。堀島選手は翌日のデュアルモーグルでも、惜しくもセミファイナルでベンジャミン・カヴェ(フランス)に負けてしまいましたが、スモールファイナル(3位決定戦)を勝って表彰台に上りました。

また、デュアルモーグルでは今季から強化指定選手となった松田 颯選手(スノーアミューズメント)が6位に入るなど、男子チームも全体の底上げが進みつつあります。

男子第2戦表彰台

【男子モーグル第2戦】

Rnk Bib Name Nation Total
1 2 堀島 行真 中京大学 86.89
2 1 Mikael KINGSBURY CAN 86.29
3 11 Benjamin CAVET FRA 83.28
9 25 杉本 幸祐 デイリーはやしや F1/77.14
22 16 藤木 豪心 立命館大学 Q/72.64
  12 松田 颯 スノーアミューズメント Q/DNF
  39 四方 元幾 豊田合成スキー部 Q/DNF

【男子モーグル第3戦(デュアルモーグル)】

Rnk Bib Name Nation Round
1 1 Mikael KINGSBURY CAN Big Final
2 11 Benjamin CAVET FRA Big Final
3 2 堀島 行真 中京大学 Small Final
6 12 松田 颯 スノーアミューズメント Quarter Final
24 16 藤木 豪心 立命館大学 Round 32
37 25 杉本 幸祐 デイリーはやしや Round 64
39 39 四方 元幾 豊田合成スキー部 Round 64

一方、女子では初戦でデビュー戦ながら2位に入る快挙を達成した川村あんり選手(チームジョックス)が第2戦でも5位に入り、初戦の快挙がフロックではなかったことを証明しました。同じく第2戦では伊原遥香選手(愛知工業大学)も6位、翌日のデュアルモーグルでは表彰台直下の4位に住吉輝紗良選手(日本大学)、7位に冨髙日向子選手(多摩大学)が入りました。女子チームは上位をねらえる選手が男子以上にそろい、これからの戦いがますます楽しみになっています。

【女子モーグル第2戦】

Rnk Bib Name Nation Total
1 1 Perrine LAFFONT FRA 81.37
2 11 Yulia GALYSHEVA KAZ 79.77
3 6 Justine DUFFOUR-LAPOINTE CAN 74.29
5 2 川村 あんり チームジョックス 59.43
6 17 伊原 遥香 愛知工業大学 10.27
9 9 星野 純子 チームリステル F1/72.53
11 7 住吉 輝紗良 日本大学 F1/69.50
14 19 冨髙 日向子 多摩大学 F1/36.26

【女子モーグル第3戦(デュアルモーグル)】

Rnk Bib Name Nation Round
1 1 Perrine LAFFONT FRA Big Final
2 4 Jaelin KAUF USA Big Final
3 10 Hannah SOAR USA Small Final
4 8 住吉 輝紗良 日本大学 Small Final
7 19 冨髙 日向子 多摩大学 Quarter Final
14 9 星野 純子 チームリステル Eight Final
  17 伊原 遥香 愛知工業大学 DNS

モーグルのワールドカップの次戦は、少し空いて1月末から始まる北米シリーズです。トレンブラン、カルガリー(ともにカナダ)、ディアバレー(アメリカ)とフリースタイル競技の本場での戦いが続くので、そこでのSNOW JAPANモーグルチームの活躍にもご期待ください。ご声援よろしくお願いいたします。

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