競技

2020/01/06

【REPORT 第2次スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成事業遠征】
日進月歩 選手たちの歩み

スノーボード・ハーフパイプジュニアチームにおいて、12月12日から12月22日までの日程でアメリカコロラドにて開催されたFISノースアメリカンカップ REV tourに参戦しました。参加選手は平野海祝選手(開志国際高校)、中川海秀選手(供米田中・新日本)、重野秀一郎選手(スノーヴァ溝の口R-246)、鍛治茉音選手(TJR)の4選手でした。

鍛治茉音選手のフロントサイドスピン

小林トレーナーによる応急処置

会場のカッパーマウンテンスキー場は前日までワールドカップが行われていて、コンディションはとても良い状態でした。また、このREV tour大会2戦はワールドカップ参戦の権利を得ることができるトライアルとしてチームで位置づけ、ジュニア選手にとって新たなチャンスを得る重要な大会となりました。

神戸コーチによるチューンアップ

優勝し、仲間達と称えあう鍛治茉音選手

大会日程が短く公開練習が1日だけとなり、選手の中には初めて会場でハーフパイプを滑る選手もいましたが、1本ずつ感覚を掴んで目標のルーティンに近づけるよう調整を進めました。大会期間中は普段と変わらない食事ができるように努めたり、前日のワールドカップを研究し、ワックスやジャッジングについて選手たちとミーティングし、勝つために必要な準備を妥協なく進めました。

中川海秀選手のFS1440

平野海祝選手のBS540

【大会結果】

第1戦 男子 優勝 重野 秀一郎選手
女子 3位 鍛治 茉音選手
第2戦 男子 優勝 平野 海祝選手
女子 優勝 鍛治 茉音選手

第1戦男子表彰  優勝の重野秀一郎選手

第1戦女子表彰 3位の鍛治茉音選手

第2戦男子表彰 優勝の平野海祝選手

第2戦女子表彰 優勝の鍛治茉音選手

表彰式後の笑顔の選手とスタッフたち

シーズン初戦ながら十分な成績を残し、チームとしての目的も達成することができ、同時に大きな経験を得ることもできました。今回の大会では満足な成績を収めることができましたが、他国ジュニア選手のダブル系の技のバリエーションが豊富で日本人選手にないスタイルの出し方で得点を出すスキルは我々の今後の課題となります。他国ジュニア選手たちの成長も感じることになりました。

今後も選手たちにはしっかりと課題に取り組んでもらい、現状に満足することなく更なる高みへ成長を遂げてもらいたいと思います。本シーズンはユースオリンピック大会参戦、本大会でチャンスを得たワールドカップ参戦、国内試合参戦において準備してきたことを出せるように挑んでいきます。

今後ともスノーボード・ハーフパイプチームへの応援をよろしくお願い致します。

報告/スノーボード・ハーフパイプ ジュニア・ユースコーチ 神戸 忠仙