競技

2020/01/23

【REPORT 第5次スノーボード(ハーフパイプ)遠征】
2020年最初のワールドカップ参戦

 スノーボード・ハーフパイプチームにおける年明け1ヶ月半に渡る第5次スノーボード(ハーフパイプ)遠征がスタートしました。

 最初の試合は1月12日から1月18日の6日間で行われたスイス、ラークスでのワールドカップでした。当初の予定からスケジュールに変更があり、セミファイナルがなくなり、そのぶん公式トレーニングが4日間に増えることとなりました。この試合期に練習する時間を得られたことは非常に貴重な機会となりました。しかしながら、いくら練習ができると言っても試合期間であるので身体の状態、気持ちの状態をどこに向けてどのように最高の状態に持っていか、コーチ・トレーナー間でミーティングを行い戦略的に練習に励みました。

戸塚優斗選手

ナイトファイナル

Kurumi Imai

今井胡桃選手

男子表彰台

 結果は男子の戸塚優斗選手(ヨネックス)が2位に入り、今季3戦連続での2位表彰台獲得となりました。女子では冨田るき選手(開志国際高校)が4位、松本遥奈選手(クルーズ)が6位、今井胡桃選手(プリオHDスキー部)が8位となりました。冨田るき選手は今シーズンからワールドカップ出場権を得て初の決勝進出にも関わらず、細かいミスはあったものの表彰台に立つという自分の目標を失うことなく、高さをしっかりと出した迫力のある滑りができていました。戸塚選手、松本選手、今井選手に関してはスイスのワールドカップも含め、その後のX GAMESも見据えた練習をすることができました。悔しい結果ではありますが今回の大会では選手自身攻めに攻めることができ、今まででもっとも成長した大会になりました。

Ruki Tomita

冨田るき選手

Haruna Matsumoto

松本遥奈選手

戸塚選手 決勝前のウォームアップ

村上コーチと戸塚選手

 試合期の中、自分の限界がどんどん上がり細かいことが多くなってくる時期ですが、しっかり集中させ、イメージを作って、練習の楽しみ方を忘れないように今後も試合、練習に取り組みたいと思います。

 チームは直ぐにX GAMES(アメリカ)組と、雪上トレーニング(スイス)組に分かれそれぞれにおいて次の試合に向けて取り組みを進めております。

報告/SB HPテクニカルコーチ 青野 令