4月15日～26日、秋田県田沢湖スキー場様のご協力で、雪の少ないこの時期に素晴らしいモーグルコースを作って頂きました。合宿前半は雪上トレーニング、後半はフィジカルトレーニングと分けて今回は集中的に行いました。雪上トレーニングでは午前はフラット練習、モーグルコースではターンとエアーに分けてそれぞれの課題練習をし、午後はトップtoボトムを中心にコースをスタートからゴールまで通す練習を繰り返し行いました。

　雪上トレーニングの終盤には日本のトップジャッジをお招きし、ワールドカップと同じジャッジ視点で選手のスコアを付けて頂く記録会も実施しました。スコアだけではなく、ベースとなるターン点も選手には分るようにし、何処で減点されているのかを明確にしました。大会とは違い、何故良かったのか、悪かったのか、原因が明確に分ったので選手にとっても、またコーチにとっても非常に良い内容となりました。

　合宿後半のフィジカルトレーニングではフィジカルコーチの遠山健太氏のトレーニングを3日間行いました。下記は遠山コーチのトレーニング報告です。

　シーズンとオフシーズンの移行期のこの合宿のトレーニング指導の目的は選手のトレーニングに意識付けはもちろんの事、実際地元に戻ってから実施して欲しい内容が中心となりました。早朝のMovement Preparation（動きづくり）からスタートし、午前・午後の2部練習の後は夜コンディショニングという流れで短期集中型練習に選手の多くはメモを取りながら必死に体を動かしていました。全員トレーニングセッション翌日には筋肉痛に見舞われる辺り、本来スキーで必要と部位が雪上練習で効果的に使われていないことがわかり、逆に強化することによりスキー技術がまだまだ“のびしろ”があることが再確認出来たようです。また個別面談を実施し、今後のトレーニング計画を共にディスカッションすることによって彼らのモチベーションも継続していくことになるでしょう。今後は定期的なチェックをすることが重要となってきます。

報告／遠山 健太

トレーニングバーン

記録会

山口卓也選手のクロスバック！

体育館にてウォーミングアップ

中臀筋を徹底して鍛えられました！

クールダウンのヒンズゥスクワット！最終日は30分間でした！