競技
2020/02/03【REPORT 第3回ユースオリンピック冬季競技大会(ローザンヌ)】
スノーボード・ハーフパイプ 男女W金・銀メダルを獲得!
スノーボード・ハーフパイプチームは1月14日~1月24日の日程でスイス・レザンスキー場にて開催された、第3回ユースオリンピック冬季競技大会に参戦いたしました。
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スタートゲートにて
会場のレザンスキー場は前年度のジュニア世界選手権が行われた場所であり、ハーフパイプの形状や斜度、コースなど、選手たちにも良いイメージがあるスキー場でした。このユースオリンピックはジュニア年代の最重要試合と設定し、ターゲットアスリートのオリンピック出場への段階的な強化機会になります。さらにオリンピズム、トップアスリートとしての教育的意味合い、他国選手との交流を含めた海外試合経験の獲得を目的としたものでした。
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出発前羽田空港にて
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選手村となった大学寮
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選手村から会場までは電車移動
参加選手は平野流佳選手(ムラサキスポーツ)、平野海祝選手(開志国際高校)、小野光希選手(スノーヴァ溝の口-R246)、鍛治茉音選手(TJR)の4選手でした。
大会期間中天気が崩れ女子公開練習が一日少なくなりましたが、選手たちはハーフパイプに滑りを早く合わせ、目標のルーティーン(演技構成)に近づいていきました。
現地でのコンディショニングについては、各選手セルフコンディショニング(帰村後の有酸素運動、ストレッチ)を基本として疲労回復に努めました。食事は選手村のビュッフェで取っていましたが、競技会場まで2時間の移動があったため、フルーツ、パン、ヨーグルトを持参して対応していました。また、ワックスについては、帯同頂いた山本サービスマン指導のもと、下地ワックスを積み重ねた競技用のボードを2本用意し、用具のメンテナンス確認を怠らず試合に挑みました。
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早朝のウォーミングアップ
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山本サービスマンのサポート風景
【大会結果】1月21日/スノーボード男子ハーフパイプ
Rnk | Bib | Name | Nat | Final | |||||||||||
Run 1 | Run 2 | Run 3 | Best | ||||||||||||
1 | 15 | 平野 流佳 | ムラサキスポーツ | 94.66 | 97.33 | 30.66 | 97.33 | ||||||||
2 | 4 | 平野 海祝 | 開志国際高校 | 91.00 | 95.66 | 37.33 | 95.66 | ||||||||
3 | 12 | Liam BREARLEY | CAN | 82.00 | 79.00 | 32.66 | 82.00 |
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金メダル平野流佳選手、銀メダル平野海祝選手と
1月20日/スノーボード女子ハーフパイプ
Rnk | Bib | Name | Nat | Final | |||||||||||
Run 1 | Run 2 | Run 3 | Best | ||||||||||||
1 | 9 | 小野 光希 | スノーヴァ溝の口-R246 | 91.33 | 88.33 | 95.33 | 95.33 | ||||||||
2 | 8 | 鍛治 茉音 | T.J.R. | 85.33 | 41.00 | 31.66 | 85.33 | ||||||||
3 | 5 | Berenice WICKI | SUI | 81.33 | 45.66 | 38.00 | 81.33 |
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金メダル小野選手と銀メダル鍛治選手
ジュニアチームの戦略的強化プランの中で掲げた最大目標であるユースオリンピックで、男女共に金銀メダルを獲得できたことは、チームとしての目的も達成することができ、最高の経験を得ることができました。ジュニア選手のレベルが確実に高くなっているのは間違いありませんが、メダルを継続的に獲得するための対策をより一層考えていかなければならないと感じました。大会期間中、移動と練習の過密スケジュールのなかで体調を崩してしまう選手がいたので、体力強化にも更なる取り組みをしていきたいと思います。
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JOC山下会長、伊藤選手団長と
選手たちにはこの経験を生かして、今後も努力を惜しまず世界一を見据えた高いモチベーションを基に、新たな目標に向かって大きく飛躍してもらいたいと思います。
報告/スノーボード・ハーフパイプ ジュニア・ユースコーチ 神戸 忠仙