競技

2020/02/12

【REPORT 第5次スノーボード(ハーフパイプ)遠征③】
Rev tour参戦~目標達成に向けて

 アメリカ・マンモスマウンテンでのFISワールドカップを終えて、プロツアー参戦のDew Tour組とマンモスマウンテンで行われるRev tour(ノースアメリカンカップ)組にチームが分かれた活動となりました。

 

チーム集合写真

 

 Rev tour組の男子は平野流佳選手(ムラサキスポーツ)、平野海祝選手(開志国際高校)、女子は小野光希選手(スノーヴァ溝の口-R246)、冨田るき選手(開志国際高校)の4選手。マンモスマウンテンでのワールドカップを終えて選手それぞれRev tourと、その後のカナダ・カルガリーで行われるFISワールドカップに向けて技術的な課題、目標を立て、その目標を達成することに集中して公式トレーニングに臨みました。平野流佳選手はBW1260の完成度を上げること、平野海祝選手はF1440-CABW1080-F1260-B900のルーティンを繋ぐこと、小野選手はF720-CAB720-F900を繋ぐこと、冨田選手はF900とF720-CAB720の完成度を上げB900を成功させることでした。

 

公式トレーニング

春の様な2月の天候

 

 Rev tourは強風のため男子は中止になってしまいましたが、女子は出場選手全員での2本勝負となり、目標としていたB900の成功は達成できなかったものの、今期間で完成度を上げたF900とF720-CAB720を組み込んだルーティンで99点の高得点を出した冨田選手が優勝。2位にはF900までは繋げれなかったものの、強風の中でも高さを出したF720-CAB720をしっかり決めた小野選手が入って表彰台を飾りました。

 

表彰台を飾った優勝冨田選手と2位小野選手

HPS前田トレーナーによるサポート

 

 大会は女子のみ成立になってしまったものの、大会当日の強風、ハードパックの悪コンディションの中でも不安、ネガティブな要素を表に出さず自身の滑りに集中して臨んでいた両選手のメンタルの強さを感じました。大会までの公式練習では男女ともに自身が掲げた目標の達成に向けて集中した内容の濃い練習を行うことができ、次戦のカルガリーでのFISワールドカップに向けてしっかりとした準備ができました。トレーニングを積んだ選手たちのパフォーマンス発揮が楽しみです。

 

報告/スノーボード・ハーフパイプチーム 技術コーチ 青野 令