競技

2020/02/12

【REPORT 第4次スノーボード競技(SSBA)タレント発掘育成事業遠征】
皆が自分を超える目標にチャレンジしたNAC参戦

 

 1月29日~2月13日、アメリカのマンモスマウンテンで開催されたノースアメリカンカップ(Revolution Tour)のスロープスタイル/ビッグエアや、FIS(Future Tour)スロープスタイル参戦の遠征に、木俣椋真選手(ヤマゼンロックザキッズ)、渡部陸斗選手(ムラサキスポーツ北海道)、浅沼妃莉選手(ムラサキスポーツ北海道)、奥山華波選手(STANCER)らが参加しました。

 

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奥山華波選手

 

 マンモスマウンテンでは毎年FISワールドカップが行なわれ、過去は天候に恵まれることが少なかったのですが、今回はやや雪が少なめではあるものの天候もコースコンディションも良好でした。また、Revolution Tourのスロープスタイルは前週に行なわれたFISワールドカップの跡を利用してハイレベルなコースで開催されました。

 

渡部陸斗選手

木俣椋真選手

 

 結果はRevolution Tourのスロープスタイルで奥山選手が4位、渡部選手が5位、木俣選手が10位、ビッグエアで奥山選手が2位、渡部選手が12位となりました。また、別事業で参加していた川上蒼斗選手(オールアルビレックス新潟)が2位となりました。Furute Tourでは、奥山選手が優勝しました。浅沼選手は現地で故障があり残念ながら参戦はできませんでした。

 

浅沼妃莉選手

Future Tour SS 優勝の奥山選手

 

 今回のアメリカでの参戦遠征の目的は、世界レベルのコースで競技経験を積むことでした。期間中、成績や各々が経験した出来事は様々でしたが、体も心も成長期にある選手たちが今の自分を超えていく目標を掲げ、試行錯誤しながら競技経験を積み重ねていく様子が伺えました。スロープスタイル、ビッグエアはジャンプを伴うリスクの高い競技で、自分を超えていくには勇気がいります。チャレンジして成功した時の達成感、失敗したときの経験は、選手たちの今後の成長に大きくつながっていくものと思います。どんな出来事も必然ですべて意味があるものです。選手たちには引き続き自分を超える連続を繰り返していって欲しいと期待します。

 

報告:スノーボードSSBAヘッドコーチ 上島しのぶ
写真:Lee Ponzio

 

滑走前のアップ

筒井フィジカルコーチより指導を受ける浅沼選手