競技

2020/03/23

【REPORT 第7次スノーボード(アルペン)遠征】
今、アスリートとしてできることを

 

 スノーボード・アルペンチームは、2020年3月8日から第7次スノーボード(アルペン)遠征に行ってまいりました。当初の予定では前回の韓国・カナダで開催されたワールドカップからの帰国後に全日本選手権があり、全日本選手権出場後にこの遠征に出発、ワールドカップ3戦(チーム戦含む)に出場するはずでした。しかしながら、全日本選手権は新型肺炎ウイルス蔓延防止によるイベント自粛となったことで中止に、さらにヨーロッパに到着した翌日にワールドカップのキャンセルが決まるなど状況が日々変化しました。

 トレーニング環境にも気を配り、出発前からウイルス感染者が多く出ている地域を避けて移動・滞在しながら状況を確認して過ごし、遠征中に予定されていた全てのレースのキャンセルが確定したため、選手・スタッフの安全を考慮し当初の遠征日程を繰り上げて3月11日に急遽帰国となりました。

 選手は全員無事に帰国しスタッフ含め、体調不良者が一人も出ていないのがせめてもの救いです。シーズンの締めくくりとなる大会が軒並みキャンセルとなり悔しい終わり方にはなってしまいましたが、日本のみならず世界中の人々の命と安全のために今は耐え忍び、万全の体調で次のシーズンへの準備を進めることがアスリートとしての役割でもあると感じています。

 

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  当たり前にできていたことが決して当たり前ではなかったことを改めて実感したことを胸に、来シーズンは今季以上の成長と結果につなげられるよう、まずは自分たちにもすぐできる小さなことからしっかりと行って参りたいと思います。

 2019/2020シーズンを通してたくさんのご声援、本当にどうもありがとうござました。

 

報告/スノーボード・アルペンチーム アシスタントコーチ 戸崎 啓貴