競技

2020/10/01

【REPORT 第1回スノーボード(ハーフパイプ)合宿】
2020/2021チーム キックオフ

 9月28日〜9月29日の2日間、国立スポーツ科学センター、ナショナルトレーニングセンターにてハーフパイプチームの今シーズン最初の合宿を開催しました。

 今回の合宿では先シーズン終盤からの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ここまで思うように活動できなかった辛い期間を選手、チームそれぞれが過ごした状況を踏まえ、今後この状況下において進んで行くための考え方、選手の目指すところ、チームの目指すところを共有し今シーズンのスタートに立つことを目的として取り組みを進めました。

 

チームミーティングにてチームの方向性を共有

 

 

 1日目には国立スポーツ科学センターにて、メディカルチェックやフィジカルチェック、チームミーティング、個別ミーティングを行いました。チームミーティングでは、今季のチーム活動や目標などを話し合いました。この状況下でどのようなシーズンになるか先行きが予測できませんが、気持ちの面でもしっかり目標を持ち、選手達が常にベストパフォーマンスができるよう準備を怠らない意識を高めました。個別ミーティングでは選手個々の目標や今後の練習内容について話し合いました。選手、コーチの考えている方向性の確認など、目標達成するためにどのようなプランで練習を進めていくかを明確にしました。

 

個別ミーティングにおいて目標と取組を共有

 

 

 2日目は初日に行われたフィジカルチェックのフィードバックを行い、去年の数値と比べて現状の身体の状態を分析しました。分析した上で怪我のリスク軽減に伴うトレーニング方法のアップデートを行いました。今回はハーフパイプチームのキックオフ合宿ということで、チーム全員が揃い顔を合わせて話せるということを大事に思い、言葉では伝わらない気持ちなども伝わることに改めて気づきました。

 

サポートして頂いているスタッフの方々への先シーズン報告と御礼を兼ねて選手たちが獲得したメダルを見てもらいました

 

 

 コロナウイルス感染拡大による不測の事態でこの先への不安は否めません。しかしながら、選手たちも不安な中ではありますが、目標達成に向けて足を止めている訳にもいきません。選手の技術強化は元より、パフォーマンス発揮の為の環境構築、リスクマネジメントをしっかりと行い、選手、スタッフの安全性の保持を確保してシーズンに挑みます。今シーズンからはオリンピックに向けてもさらに大事な時期に入ってきます。選手たちが積んできた努力を存分に発揮させる環境の構築を、チームの取り組みとしても進めていきます。

 

チームはシーズンインに向けけてのスタートラインに立ちました

 

 

 この度の合宿開催にあたっても施設スタッフ、チームスタッフの皆様からのサポート・ご支援を頂き無事スタートを切ることができました。チームへの多くの支えに感謝いたします。

 

 

報告/スノーボード・ハーフパイプ技術コーチ 青野 令