競技
2020/10/13【REPORT 第2回スノーボード(ハーフパイプ)合宿】
基礎と反復練習の重要性
2020年10月9日から11日の3日間、山梨県カムイ御坂スキー場で第2回スノーボード(ハーフパイプ)合宿を開催しました。チームの他の選手達は現在海外へトレーングに行っており、国内に残っている小野光希選手(バートン)のトレーニングを行いました。
今回の合宿の目的として、ハーフパイプを滑る中での基礎技術力向上を設定いたしました。基礎技術とは、姿勢やポジショニング、ハーフパイプ内の板の方向、ラインなど、普段の練習ではできない細かい部分の修正を行いました。色々な場所のハーフパイプを経験していく中でもっとも難しいことは、常に同じ滑りをするとうことで、シーズンを通して試合会場によって滑り方に癖が付いたりします。そこで選手に合った滑り方の基礎を初心に返り一から反復練習を行うことで、またさらに技術力の向上に繋がっていくと考え実践を行いました。
本合宿では選手1人に対して動作解析スタッフの白川トレーナーの力をお借りし、スタッフ2人体制での練習を行いました。チェックしたいポイントを真横から映像を抑えたり、左右の壁に立ち両サイドから動画を撮ってアドバイスを行いました。また、宿舎に帰ってからは映像を見ながら動作解析を行い、身体のどの場所に力を入れるのかを実際に身体を動かしながら意識を高めたりと、強化における理論と実践を同時に行うことができ、とても濃い合宿を行うことができたと思います。
コロナ禍で不自由な活動が余儀なくされている中ではありますが、シーズンインに向けて国内でのジャンプ施設や室内スキー場などを活用し、シーズンに繋げる準備としてベースアップを図っています。国内にこの様な強化環境があることに感謝したく思います。
報告/スノーボード・ハーフパイプ技術コーチ 青野 令