競技

2020/10/29

【REPORT 第1次スノーボード競技(SSBA)/
有望アスリート海外強化支援事業遠征】
雪上での31泊33日の長期遠征@Saas-Fee

 9月終盤から10月27日にかけて、スノーボード・スロープスタイル/ビッグエア(SSBA)チームの海外遠征2事業がスイスのサースフェーで併催されました。

 

5D3_1768_SSBA_WC_Team_Ponzio

大塚健選手

鬼塚雅選手

 

 

 いつもはSSBAチームの合宿は2週間、長くても3週間以内で収めていました。その理由は、SSBAは雪上では捻挫から脳振盪までいろいろな怪我が隣り合わせのスポーツであるからで、今までは短期集中を心掛けマンネリ化を避けてきました。しかし、今年はコロナの関係で夏のニュージーランドに行けず、雪上練習を短くすることは考えずに、スイスに1ヶ月以上滞在するプランを組みました。

 

 

木俣椋真選手

岩渕麗楽選手

5D3_1018_Ryoma_Kenjiro_Ponzio

木俣選手と菅原トレーナー

 

 

 夏の間に各自ジャンプ練習とフィジカルトレーニングで準備してきた体、技づくり。ワールドカップ前に挑戦しておくのはここサースフェーしかありません。各選手は風や光の当たるタイミング、ランディングの柔らかさを見極め、昨日の自分を超えるため挑戦してきました。新技を手に入れた選手、惜しくも着地に失敗した選手、挑戦できなかった選手といましたが、ここでの挑戦がこれからのオリンピックチャレンジへ大きく影響するといっても過言ではないくらい、私たちはこの合宿をとても大事に考えていました。挑戦した記録を映像にまとめたので是非ご覧ください。

https://youtu.be/5IFmwDbHEsM

 

 

飛田流輝選手

川上蒼斗選手

鬼塚選手

 

 

 これから始まるワールドカップに向けて、まだ完璧ではありませんが70%まで準備はできてきていると思います。12月から長いワールドカップツアーが始まりますが、1戦1戦を迷いなく後悔のないように勝負していきたいと思います。また、今遠征では選手、スタッフ全員空港での検査を経て無事帰国しました。厳しい情勢の中、充実した練習ができたことに感謝しながら引き続き活動していきたいと思います。

 今後ともSSBAチームの応援をよろしくお願いします。

 

※有望アスリート海外強化支援事業遠征:ターゲットアスリート川上選手

 

 

報告/スノーボードSSBAチームテクニカルコーチ 西田 崇
写真/リー・ポンジオ

 

 

國武大晃選手

村瀬心椛選手