第3回目となるtotoくじスポーツ活動推進事業・スノーボード（SS/BA）教室が、東北クエストにて11月28日～11月29日の2日間で実施されました。

　本事業では今年度これまでに「バイオメカニクス」「ジャッジ講習」「脳振盪」「目標設定」「アンチ・ドーピング」講習を実施してきました。今回は「栄養講習」と「足圧測定の効果」についてです。栄養については前回のアンチ・ドーピング講習で必要な栄養素はできるだけ食品から取ることが望ましいと教えていただきました。その影響もあり、選手達はもちろん、今回は普段家庭の食事を司るご父兄も真剣に聞き入っていました。

　足圧測定はチームの取り組み紹介に留まりますが、今後このようなデータも活用して選手強化をしていく現状を若い選手達にも紹介しました。

栄養講習に積極的な姿勢で臨む選手達

足圧測定の説明に聞き入る選手達

　前回同様、初日がジャンプ練習、2日目が模擬大会というスケジュールで実施しましたが、朝は集合するなり自主的なウォーミングアップが始まり、自身の体と向き合う意識の改革から始めたプログラムですが、ここにきてそれが定着してきたように感じました。今後は継続によりその効果を実感すること、そして各々に合った形へと変えていけるように促していきたいと思います。

自主的なウォーミングアップ

　模擬大会では前回同様コーチからそれぞれの課題克服に向けた練習と、その評価の場として模擬大会を活用することを事前に伝えました。昨今の流れとしてグラブの重要性が上がっていることから、ジャンプの評価においてグラブのないトリックには厳しい評価を出し、その重要性をしっかり理解させることを指導の内容に入れています。少しずつではあるものの、その意識も前向きに変化しつつあると感じます。

　また、まもなく本格的なシーズンを迎えるにあたり、マットの着地であっても雪上を想定した着地やリカバリーをしっかり意識するようコーチから指導がありました。

スタート前にコーチングを受ける選手

ジャンプ練習

　次回開催はいよいよ雪上を予定していますが、日程等は決まり次第改めて告知させていただきます。引き続きのご参加お待ちしております。

報告／スノーボードSSBAコーチ　今井 勇人