競技

2021/01/25

【REPORT 第3回スノーボード競技(AL)タレント発掘育成事業合宿】
技術の反復練習とトレーニングへの集中力

 本合宿は強化指定Uランク、及び国内強化指定の選手を対象に、1月19日から22日の日程で第2回合宿に続いて再び菅平パインピークスキー場(長野県)にて行われました。先日行われた第2回合宿と同様、滑走技術の復習と精度向上を目的として練習に取り組みました。

 

 

集合写真

 

 

 選手達は技術習得は一日にしてならず、あくなき反復練習が世界への近道であるということを、実際の雪上トレーニングやワールドカップの資料映像の学習を通し、学ぶことに注力しました。また、雪上以外でのトレーニングの必要性や実施方法を再確認し、合宿が終了し各自の地元に帰宅後も取組みができるように学習することができました。

 

 

PSLにて競い合う選手たち

 

 

 雪上ではPSL、PGSトレーニングを実施しましたが、練習のための練習ではなく、競技会のための練習として意識を変え、選手達が今後様々なステージに進んだ時の礎となることを目的として行い、漠然としたウォームアップ、コースインペクション、滑走ではなく、毎日の貴重な雪上練習を競技会同様の姿勢で取組みました。コースインペクションの着眼点、スタート前の待ち時間のウォームアップ、1本目から緊張感と確実にラップタイムを狙う姿勢、それぞれを皆が真剣に行うことで選手同士で緊張感が高まり、練習コースはまるで競技会場のような雰囲気でお互いを高めるのに非常に良い練習でした。

 

 

競技会さながらの真剣な練習

 

 

 また、雪上以外では早朝のウォームアップ、練習後のコンディショニングトレーニングにおいて、何故これが必要なのか。これに取組むことで自分の体、パフォーマンスにどう影響するかを認識してもらい、積極的にこの合宿後も継続して頂くことを期待し、一瞬の判断や動作が要求されるスノーボード・アルペン競技特性に沿ったコーディネーションや、S.A.Q(スピード・アジリティ・クイックネス)の要素をトレーニングに組み込んだ斬新かつ選手達自身も時間を忘れる程の楽しいトレーニングがトレーナーの下で行われました。

 

 

意味を理解しながら取り組んだ練習

 

 

 本合宿は、連盟の定めたガイドラインの下で、それを遵守してくださった多くの受け入れ先のご協力を得て開催され、選手達はトレーニングに専念することができました。皆々様のご協力誠にありがとうございました。

 

 

報告/スノーボード・アルペンチームコーチ 千葉 淳