競技
2021/02/22【REPORT 第1次スノーボード競技(アルペン)
有望アスリート育成事業遠征】国を超えて、共に支えあう力
2020年10月24日~12月17日の長期期間、12月から開幕するワールドカップ参戦に向けた雪上練習とワールドカップ第1戦~第2戦、昨年度(2019/2020シーズン)の世界ジュニア選手権の振り替え大会出場を目的とした、第1次スノーボード競技(アルペン)有望アスリート育成事業遠征を開催し、三木つばき選手(CATALER)が参加しました
10/24出発前の集合写真
今年度は海外生活や渡航にかなりの制限があり、10月11月の雪上トレーニングでは、EU各国のコロナ感染症の規制強化などで必要書類や検査などを手配準備しての事業遂行となりました。また、雪上トレーニングではスロベニア、ウクライナ、チェコ、オーストリア、ドイツ、カナダなどのナショナルチーム同士で助け合い、練習環境を他国と共同で整備しながら練習を行いました。
ドイツUチームとの合同練習@イタリア
スロベニア代表のロック選手と
スロベニアチームとの合同ゲート練習@オーストリア
コンディショントレーニング中の三木選手。フィットネスジムの利用も簡単ではなく、貸切にしての利用となりました
有望アスリート事業合宿では、該当選手・スタッフの他に、管理栄養士を帯同して食事の提供と毎日の栄養バランスを身体の疲労度と比べ図りながら、日々の体調を管理して頂きました。
12月12日に開催されたワールドカップ・コルティナ大会(イタリア)と12月17日のカレッツァ大会(イタリア)では両大会で三木選手が10位の成績を収め、昨シーズンよりベストリザルトを更新することができました。
カレッツァ大会予選一本目のスタートコールを待つ三木選手
大会初日のPSL(パラレル回転)。三木選手が銀メダルを獲得しました
大会2日目、PGS(パラレル大回転)。この種目も三木選手が銀メダルを獲得しました
大会最終日はチームPGS。同国男女ペアでチームを組み、陸上競技のリレーのような形で行われる競技です。日本チーム(清水、三木ペア)は銀メダル獲得となりました。
銀メダルをかけての記念撮影。清水大智選手(同志社大学スキー部)、三木選手
海外の情勢も日々刻々と変わる中での合宿となりましたが、どのようにすれば練習ができるのかを前向きに他国とのコミュニケーション取りながら進めて参りました。本当に難しい状況下での海外遠征の開催と大会への参加にあたり、関係者の皆様に多大なるサポートと、ご尽力いただきましたこと、心から感謝申し上げます。今後もスノーボードアルペンチームへのご声援をよろしくお願い致します。
※有望アスリート海外強化支援事業遠征:ターゲットアスリート三木選手
報告/スノーボード・アルペンアシスタントコーチ 野藤 優貴