競技
2021/03/02【REPORT 第3次スノーボード(アルペン)遠征】
2020/2021 歩みを止めない
第3次スノーボード競技(アルペン)タレント発掘育成事業遠征ではワールドカップ参戦を主軸とした事業を行い、1月7日~1月18日までの期間で実施されたFISワールドカップ3戦、FISヨーロッパカップ2戦の計5レースに参戦してきました。
参加選手は竹内智香選手(広島ガス)、三木つばき選手(CATALER)、神野慎之助(トヨタ自動車スキー部)の3名でした。
今季ワールドカップ3戦目となるスイス、シュコールでのPGS競技では日が差している日中でも‐15度以上ある過酷な状況下でありながら17歳の三木選手が決勝進出を果たし、決勝トーナメントは1回戦で敗れたものの11位で大会を終えました。
スイス、シュコール大会時の三木つばき選手(CATALER)滑走の様子
入念にインスペクションを行う神野選手
4戦目はオーストリア、バドガシュタインでの今シーズン1戦目となるワールドカップPSL種目でした。ワールドカップツアーの中でもバドガシュタインのコースはスタートしてからすぐに斜度があり、滑りのリズムを作るのが難しいコースです。コース難易度でいえば三つの指に入ると言う選手が多いコースです。
一度はコロナによるオーストリアのロックダウンの影響もありキャンセルとなってしまったレースではあるものの、コロナへの対応をイベント主催者側と地域が見直し、無観客でのレース、指定マスクの着用の義務など細かなコロナへの対応を条件に開催されることが決定しました。
予選1本目スタート前の三木選手
同会場で翌日に行われた国別男女ペアチーム戦(PSL種目)では、神野選手、三木選手が男女ペアを組み出場しました。
普段は女子選手が先にスタートし、ゴールを切ると同時に男子選手のスタートが開き、男子選手が勝敗のゴールラインを切ることが多いのですが、今回は逆のスタート順で男子選手が先にスタートし、女子選手が勝敗のゴールラインを切る順番となりました。
1回戦目はチェコチームを破り、2回戦目は強豪ロシアチームと対戦しました。前日のワールドカップで表彰台に上がっている選手ペアとの対戦で敗れはしたものの、強豪相手に引っ張られながら滑ることで新しい課題も見えた2回戦目のヒートとなりました。
日本人ペアの神野選手・三木選手ペアの最終順位は14位でチーム戦を終えました。
1回戦を勝ち上がり、TVのウェイティング撮影を受ける神野、三木ペア
オーストリア、シモンホッヘでのヨーロッパカップPGS種目では神野選手、三木選手の2名が出場しました。
シモンホッヘでの集合写真
1日目のヨーロッパカップで優勝した三木選手
コロナ禍における今回の大会参戦となりましたが、大会前にPCR検査や抗原検査を受けたり、オンラインで居場所登録や各大会での陰性証明書の表示など、大会ごとに様々なガイドライン従い、チーム単位で選手に行ってもらうことは多くあります。
スノーボード他種目に比べてもアルペンの試合数は多く、大会参戦できる機会があるからこそ立ち止まず歩み続けながら、日々取り組めることに感謝し、これからのワールドカップも挑み続けて参ります。
引き続きスノーボード・アルペンチームへのご声援をよろしくお願い申し上げます。
報告/スノーボード・アルペン アシスタントコーチ 野藤 優貴