競技

2021/03/29

【REPORT 第7次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征】
次世代選手達の快挙!メダル6個獲得!

 

 3月16日~22日まで、クラスノヤルスク(ロシア)で行われたジュニア世界選手権に出場しました。13日の遅い便で日本を出発し15日早朝に現地に到着したチームは、一旦体を休め同日午後にはしっかりコンディショニングトレーニングを行い体調を戻しました。

 

 

写真1_コントレで体調を戻す選手達コントレで体調を戻す選手達

 

 

 16日からスロープスタイルの公式トレーニングが始まりました。大会用に造られたスキー場のため、フリー滑走の場所が無いことから念入りにウォーミングアップを行い、体をしっかりと温めてからコースへ出て行きました。気温も非常に低く人工降雪によるバーンも硬いことから選手達にも緊張の色が見えましたが、初日を終えた時点ではセクションにも慣れ予選、決勝に向けたイメージを組み立てられる状態になりました。

 

 

写真2_ジブセクションジブセクション

写真3_ジャンプセクションジャンプセクション

写真4_ジャンプセクションジャンプセクション

 

 

 

 スロープスタイル競技では日本チーム全員が入賞する快挙を遂げました。

【男子スロープスタイル】
優勝 渡部陸斗選手(ムラサキスポーツ北海道)
2位 川上蒼斗選手(ヤマゼンロックザキッズ)
4位 大坪脩三郎選手(STANCER)
6位 長谷川帝勝選手(STANCER)

【女子スロープスタイル】
2位 村瀬由徠選手(ムラサキスポーツ)
5位 枝松千優選手(キララクエストスノーボードクラブ)

 

 

写真5_入賞した男子選手達入賞した男子選手達

写真6_入賞した女子選手達入賞した女子選手達

 

 

 

 続けて翌21日からはビッグエアの予選が始まりました。選手達には疲労も見えてきたため、滑走後のクールダウンとできる限り多くの休息を取らせビッグエアに挑みました。ビッグエア予選は22:30まで続き、より硬くなったバーンに緊張感を持ちつつ日本チームは川上、長谷川、渡部、枝松、村瀬の5選手が決勝にコマを進めました。

 決勝では完成度を重視する傾向にあるジャッジに対して日本チームは不要な高回転に挑まず、男子は1260や1440で、女子は720や540でストロンググラブと確実な着地を心掛けました。その結果、ビッグエアでは男女で優勝を成し遂げ以下のような成績となりました。

【男子ビッグエア】
優勝 長谷川帝勝選手
6位 川上蒼斗選手

【女子ビッグエア】
優勝 村瀬由徠選手
2位 枝松千優選手

 

 

写真7_表彰台の男子選手達表彰台の男子選手達

写真8_表彰台の女子選手達表彰台の女子選手達

 

 

 今シーズンはジュニア選手達にとってピークの目標をこのジュニア世界選手権であると位置づけ活動をしてきました。感染症の影響も大きく、思うような強化活動ができない中ではありましたが、このように全員が入賞を遂げるという結果が出せたことは本人達の努力と彼らを支えてくださった周りの方々、そしてこのような時期に海外へ出ることに理解を示してくださる皆さまの応援の賜物です。この成功体験を基に今後、彼らの更なる活躍を期待したいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

 

報告/スノーボードSSBAコーチ 今井勇人