競技
2021/11/04【REPORT 第1次スノーボード(ハーフパイプ)遠征】Road to Beijing Olympic 勝負のシーズンがスタート
021年10月2日〜2021年10月29日の期間、スイスのサースフェースキー場において今シーズンの海外雪上トレーニングスタートとなる第1次スノーボード・ハーフパイプ遠征を行いました。 ※合宿の概要はこちら
本遠征には戸塚優斗選手、片山來夢選手、平野流佳選手、穴井一光選手、冨田せな選手、小野光希選手、今井胡桃選手、松本遥奈選手、冨田るき選手の9名が参加し、オリンピックシーズンに向けて本格始動しました。
片山來夢 選手
The Stomping Ground Projectsのハーフパイプ
渡航にあたってはワクチン接種証明取得、事前検査実施、滞在国で必要となる事前アプリの登録など渡航国の求めるコロナ対応指示に従い準備を進めました。
トレーニング地となったストンピンググラウンド主催のトレーニングキャンプには、オリンピックシーズンという事もあり世界のトップ選手が集まっており、更には期間中の天候にも恵まれ周囲からの刺激を受けながら非常に良い環境でトレーニングを行う事ができ各選手においても想定以上のレベルアップする成果を得る事が出来ました。
男子選手では戸塚優斗選手がフロントサイドトリプルコーク1440、片山來夢選手と平野流佳選手がCABトリプルコーク1440を雪上で成功する事ができて、その他にもフロントサイドダブルコーク1440、CABダブルコーク1440、フロントサイドダブルコーク1260、バックサイドダブルコーク1260らの完成度が3名とも高まりオリンピックに向けて順調な練習内容となりました。
平野流佳 選手
穴井一光 選手
女子選手は本夏からカムイ御坂スキー場での基礎作りを主にやってきた準備もあり、すぐに国際規格のハーフパイプに慣れる事が出来ました。
しかしながら世界トップ選手と比べた時にエアーの高さ、フロントサイド1080、バックサイド900の精度が足りていない現状を確認することとなりました。次回のオーストリア遠征ではそこの課題を埋めるようトレーニングして行きたく思います。
今井胡桃 選手
冨田せな 選手
サポート体制においては動作解析担当の白川氏が今シーズン全ての海外遠征に帯同して頂く事になり、本遠征より現場にてサポートして頂きました。男子選手では高難度のスピンを出す為の身体の使い方、女子選手はエアーの高さを上げる為のボトム時のポジションの意識などを重点的に行い、雪上練習終了後も各選手とフィードバックを行い練習の質も上がり毎日課題を持って取り組む事ができ本遠征の成果にも繋がりました。
動作解析・白川氏の指導風景
映像・佐藤氏の追尾撮影
連日の晴天続きで休む間もなくトレーニングが続き、雪上練習終了後は選手たちのメンタル、身体疲労も蓄積される状態が続く中、樋口トレーナー、森田トレーナー、内田トレーナー、前田トレーナーの4名が日程入れ替わりの体制でケアサポートを行って頂き、選手達は毎日万全の状態で雪上に上がりトレーニングする事が出来ました。映像サポートにおいては佐藤氏により写真撮影、動画撮影、追尾撮影、編集によりチームの活動を支えて頂きました。併せてこの時期に素晴らしいトレーニング機会を提供頂いたストンピンググラウンド、スタッフには大変感謝いたします。
多くのサポートに支えられながら活動できていることに感謝いたします。
前田トレーナーケア風景
森田トレーナーケア風景
ジムトレーニング
11月12日からはオーストリアのキッツシュタイホルンで2週間の雪上トレーニングを行い、12月からはいよいよワールドカップが始まります。
毎日のスタッフミーティングはオンライン
オリンピックシーズン、選手たちが悔いのないシーズンを終えれるようチーム一丸となりサポートして参ります。
今後ともスノーボードハーフパイプチームの応援を宜しくお願いいたします。
報告:スノーボード・ハーフパイプチーム コーチ 村上 大輔
※コンテンツ内に、運動の特性上、一時的にマスクを外している場面がございますが、
当合宿はSAJ感染対策ガイドラインのもと参加者全員に事前のPCR検査を実施し、
陰性を確認したうえで実施しております。