2021年12月20日〜12月23日の期間、国内強化拠点である菅平パインビークスキー場においてスノーボードアルペン種目、第一回タレント発掘育成事業合宿を開催しました。

スノーボードアルペンはシーズンはじめに個人で海外遠征に出る選手も多い種目ですが、コロナ禍において思う様な活動ができず、さらにユニバーシアード開催直前の中止などもあり、シーズン初めから活動に苦労する選手も多くいました。

海外遠征から戻ったばかりの選手たちが帰国時の隔離緩和措置が停止してしまった状況から参加が叶わず人数は予定よりも少なくなってしまいましたが、ひとりひとりによりしっかりと時間をかけた指導を行う、少人数でも充実した合宿を行うことが出来ました。
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菅平パインビークスキー場での雪上トレーニング（篠原琉佑選手）

今シーズン最初の雪上合宿だった事から、まずはひとりひとり基礎の見直し、基本動作の確認を行いました。まだまだ若く荒削りの選手も多くいるため、自分が今できているところ、弱いところを確認し、滑りの中でのポジショニングやライン取りといった普段自分ひとりではなかなか気づけない視点にも着目した雪上練習を実施しました。

道具を持ちながら滑走しポジションをチェックするトレーニング（平林龍人選手）

素晴らしいお天気の中、強化拠点の菅平パインビークスキー場様のご協力の下、トレーニングに最適なバーンをご用意いただけたことはチームにとって非常に強みです。
　そして、今季の国内チームメンバーには日頃からオンライン講習も活用しながらフィジカルトレーニングに着目した指導を行なっており、この合宿においてもトレーナーチームに帯同いただき、トレーニングジムでのフィジカルやコンディショニング、座学に至るまで、フィジカルについてもしっかり学び、実践する時間を設けました。

充実した機材に囲まれてのフィジカルトレーニング

心拍をチェックしながらのYO-YOテスト
フィジカルは座学でも学ぶことが沢山あります

強化拠点の菅平はスキー場のみならずトレーニング施設の環境が非常に充実しており、若い選手たちにとってついつい雪上トレーニングに意識が向きがちな時期ですが、雪上トレーニングをしっかりとした理想に近づけるために必要なフィジカルも、国内チームは指導に力をいれています。

1月も強化拠点を利用しての合宿をし、２月には北京五輪もありますが、若手にとっては例年よりも開催が早い全日本選手権が控えています。選手ひとりひとりが思い描く目標や方向性をしっかりと理解しながら理想の選手に近づけるようにサポートを続けて参ります。
　コロナ禍という非常に難しい環境下においても合宿開催を快く受け入れてくださった強化拠点スタッフの皆様、宿泊施設、トレーニング施設をはじめとする関係各所の皆様に心からお礼を申し上げます。
　そして、今シーズンもSBALチームへの応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

スノーボードアルペン toto国内合宿

素晴らしい環境の提供ありがとうございました
　（※屋外での撮影時のみマスクを外しました）

報告: スノーボード アルペンチーム 国内ヘッドコーチ　戸崎 啓貴