競技

2022/02/07

【REPORT 第6回スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成事業合宿報告】HP強化拠点始動!!

日程 令和4年1月25日(火)~1月30日(日)
 スノーボード(ハーフパイプ)U強化指定選手、国内強化指定選手合宿を競技別強化拠点となる青森スプリングリゾートにて開催しました。
 本合宿では大会シーズンを見据え、ハーフパイプとエアーマットを使用した各個人の新技への取り組みと完成度の向上、フィジカルトレーニングといった実践的な内容に取り組みました。さらに、コンプライアンスやセルフケアなどの選手には必須となる知識も学ぶことができました。
▲※遠征の概要はこちら

①選手集合写真
選手集合写真

①雪上トレーニング
雪上トレーニングでは、ハーフパイプとバグジャンプのチームに分け、スノーモービルを用意して常に選手の滑りたいタイミングでスタートできるように練習を行いました。 各々の大会に向けた演技の構成や課題の技術トレーニングを中心に取組みました。
加えて練習の動画をビデオディスカッションにて研究しました。
②樋口トレーナーによる技術指導
樋口トレーナーによる技術指導
②フィジカルトレーニング
事前に行った講習会の内容を意識しながら実践的にトレーニングを行いました。フォームの指導を受けながら可能な限り負荷をかけて効率よく筋力を強化しました。
③吉澤トレーナーによるフィジカル指導
吉澤トレーナーによるフィジカル指導
③講習
  • フィジカルトレーニング講習
    選手として競技をするためのトレーニングの必要性についての指導を受けました。
    フィジカルトレーニング
    フィジカルトレーニング
  • コンプライアンス講習
    スポーツにおけるコンプライアンスに関してアスリートをはじめ指導者などの関係者が直面しやすい場面を漫画形式の教材を使用し、気を付けるポイントをわかりやすく学びました。選手たちはなぜスポーツが人々の心を動かし社会を変えるほどの影響力を持つのか、スポーツの本質、スポーツマンシップ、フェアプレイについて話し合いました。
    神戸コーチによるコンプライアンス講習
    神戸コーチによるコンプライアンス講習
  • セルフケア講習
    選手が普段使用しているアイテムの効果的な使用方法のアドバイスを受けました。また持っていると便利なアイテムの紹介などでセルフケアへの関心を深め、選手自身が今後使っていくイメージ作りをすることができました。

<参加選手感想>

U強化指定選手 大坪笑次郎
・雪上トレーニング(バグ):青森スプリングスキー場のパイプに慣れるためにフロントスピン・バックスピン・キャブスピンの練習をしました。フロントスピンは10まで、バックスピンでは9まで、キャブスピンでは7までの技ができるようになりました。バグジャンプではダブルコークの練習をしましたが、回りきることができませんでした。次回のバグでの練習の時ではダブルコークを回しきるようになりたいです。
・講習、座学:セルフケア講習では知らなかったケア用の道具について知ることができ、また、正しいセルフケアの方法を学ぶことができました。これからも今回学んだことを取り入れて自分でケアを行いたいと思いました。コンプライアンス講習ではドーピングのリスクについて学びました。また、SNSでの不謹慎な投稿の危険性、未成年飲酒などの法律違反をしたら競技者としての活動ができなくなると知りました。トレーニング講習では、トレーニングの必要性、自分の身体にあったトレーニングの仕方について学びました。まだ僕は体が小さいですが少しずつトレーニングを取り入れようと思いました。

 初めてのパイプに設置されたバグジャンプ練習を経験し、年上の先輩達と練習できて参考になることがたくさんありました。
ジムにてトレーニングをする大坪選手
ジムにてトレーニングをする大坪選手

U強化指定選手 金子日菜多
 今回は、青森スプリングでのスーパーパイプとバグジャンプを使った5日間の合宿に参加しました。5日間の合宿中ずっと雪が降っていたり風が吹いていたりして練習するのは大変でしたが、その中で普段できないような練習をすることができたので非常に有意義な合宿となりました。バグジャンプを使用しての練習は、普段できないことなので技に生かす練習ができて良かったし、何よりモービルを使わせていただいたことで効率よくたくさん練習ができるのですごくありがたかったです。トレーニング面では、普段家ではできないような道具を使ったトレーニングやセルフケアも教えていただけたので今後も自主トレーニングに活かしていきたいと思います。練習後の講義では、漫画を見てみんなで考えて話し合ったことを共有できていろいろな人の意見が聞けて勉強になりました。ビデオディスカッションでは個別でコーチからアドバイスをもらえて為になりました。今後の練習に活かしていきたいと思います。シーズン前の貴重な時期に練習環境を提供していただいた青森スプリングの方々、指導してくださったコーチありがとうございました。
U強化指定選手 工藤璃星
 今回の青森スプリングでの合宿では、ハーフパイプとバグジャンプを使ったトレーニングができると言うこともあり、パイプではまだ挑戦していない技にも挑戦することが目標でした。実際は恐怖心もありバグジャンプで新しい技にチャレンジすることはできませんでしたが、今年の大会では確実に決めたいf900-b900のb900を青森のパイプで挑戦できたことは自身に繋がりました。まだ高さやグラブ等課題はありますが、大会までにもっと練習をして行こうと思います。雪が降って板があまり滑らない時も、トゥーフェイキーをするなどとても良い練習になりました。ジムを使ったトレーニングやセルフケアも学んだのでこれからのトレーニングに取り入れていきたいと思います。
コーチ所感
 シーズン初めの本来ならまだ雪の少ない時期に国際レベルサイズのハーフパイプとエアーマットで練習が出来たことは、参加した選手達にとって大きなプラスとなりました。この環境を用意して頂くにあたり、大変なご尽力をして下さった、青森スプリング・スキーリゾートの皆様や造成いただいたオペレーター、スタッフの皆様、全ての関係者各位様に心から感謝とお礼申し上げ報告と致します。

報告: スノーボード/ハーフパイプ ジュニアチーム コーチ 神戸 忠仙

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